茨城県 志願状況を公表。3,054名が出願、平均倍率は3.16倍に

茨城県教育委員会は4月21日、ホームページで令和7年度採用茨城県公立学校教員選考試験の志願状況を公表した。
今年度の志願者総数(令和8年度採用予定分)は3,054名となり、前年度の2,911名からは143名増。また、全体の平均倍率は3.16倍で、前年度の3.02倍から0.14ポイント上昇となった。
一方、試験時期を5月実施に変更し、受験区分も小学校から全校種へ拡充した「大学3年生を対象とした前倒し選考」には705名の出願があった。
(※茨城県の「大学3年生を対象とした前倒し選考」については、こちらの記事を参照)

受験区分別の志願者数では、小学校718名(前年度790名)、中学校964名(前年度922名)、高校709名(前年度610名)、特別支援学校216名(前年度194名)、養護教諭401名(前年度358名)、栄養教諭46名(前年度47名)で、小学校以外の校種で前年度の志願者数を上回った。
なお、従来の筆記試験のかわりにSPI3を利用する「外部試験による特別選考」には全校種あわせて84名が出願。昨年12月に実施した「大学3年生を対象とした前倒し選考」(小学校志望者対象)の選考通過者224名のうち「大学3年生前倒し選考通過者を対象とした特別選考」には175名が出願している。
(※志願者数には、大学3年生を対象とした前倒し選考、離職者を対象とした特別選考、スペシャリストを対象とした特別選考、前年度2次合格者を対象とした特別選考の志願者を除く)。

受験区分別の倍率は小学校が1.75倍(前年度1.93倍)、中学校が3.44倍(前年度3.29倍)、高校が5.06倍(前年度4.69倍)、特別支援学校が1.96倍(前年度1.76倍)、養護教諭が18.23倍(前年度10.85倍)、栄養教諭が11.50倍(前年度18.50倍)となっている。

茨城県の教員採用試験は、1次試験が5月11日(日)(※外部試験による特別選考は4月21日〈月〉から5月16日〈金〉までの間で受験者が選択する日に受験)、2次試験は特別支援学校が7月19日(土)と20日(日)、それ以外の校種は7月12日(土)13日(日)に行われる。
結果の発表は1次が6月13日(金)、2次が8月8日(金)をそれぞれ予定している。

茨城県教育委員会・令和7年度実施(令和8年度採用)茨城県公立学校教員選考試験の志願状況
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/post-34822/

茨城県教育委員会・令和7年度実施(令和8年度採用)茨城県公立学校教員選考試験の志願状況について(PDF)
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/wp-content/uploads/2025/04/shigan-jokyo.pdf