山口県 志願状況を公表。平均倍率は2.5倍、教職チャレンジサポート特別選考には21名が応募

山口県教育委員会は6月13日、令和7年度(2025年度)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を発表した。

今年度の志願者総数は1,053名(前年度1,123名)で、そのうち教育職員免許状を所有していない者を対象に、合格後2年以内に普通免許状を取得するための学費を県が補助する「教職チャレンジサポート特別選考」(※)には21名(前年度57名)が応募。令和7年度採用分の応募者は1,032名となり、前年度の1,066名から34名の減となった。
また、令和7年度の募集人員約419名(前年度は約433名)に対しての志願倍率(令和7年度採用分志願者 / 令和7年度の募集人数)は前年度と同じ、平均2.5倍だった。

志願区分別の志願者数(令和7年度採用)は小学校290名(前年度305名)、中学校253名(前年度276名)、高校302名(前年度332名)、特別支援学校52名(前年度51名)、養護教諭105名(前年度97名)、栄養教諭29名(前年度募集なし)、障害者を対象とした選考1名(前年度5名)となっている。
また、志願区分別の倍率は小学校が1.7倍(前年度1.6倍)、中学校1.9倍(前年度2.1倍)、高校3.9倍(前年度4.7倍)、特別支援学校2.2倍(前年度2.1倍)、養護教諭21.0倍(前年度19.4倍)、栄養教諭29.0倍(前年度募集なし)、障害者を対象とした選考が0.1倍(前年度0.5倍)となっている。

また「教職チャレンジサポート特別選考」志願者の内訳は、小学校10名(前年度26名)、中学校4名(前年度16名)、高校7名(前年度15名)で、募集予定数(5名程度。前年度も同じ)に対する倍率は4.2倍(前年度11.4倍)となっている。

山口県の教員採用試験は、1次試験が7月6日(土)7日(日)。2次試験は小学校が8月17日(土)〜20日(火)、小学校以外の校種は8月17日(土)18日(日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が8月1日(木)、2次は10月2日(水)にそれぞれ行われる。

※「教職チャレンジサポート特別選考」の志願者は、1次試験の試験項目のうち「教職専門」「教科専門」に代えて「SPI3基礎能力検査」を行う。
「教職チャレンジサポート特別選考」での合格者は、合格後2年以内(令和9〈2027〉年3月31日までの間)に志願区分(校種・教科)の普通免許状を取得するとともに、県が指定する研修へ参加。免許取得後の令和9年度に採用予定となっている。なお、採用後に山口県の公立学校教員として4年以上勤務することを条件に、免許取得に係る学費(1年につき年上限26万円)を県が補助する。

山口県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況について
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/178/260476.html