熊本市 令和8年度(2026年度=2025年実施)試験での大学推薦制度実施要項を公表

熊本市教育委員会は1月30日、令和8年度(2026年度=2025年実施)熊本市立学校教員採用選考試験のうち「大学推薦制度」の実施要項を公表した。

熊本市の大学推薦制度は前年度(令和7年度)試験から実施。今回の試験からは「小学校教諭等(一般)」に加えて、「小学校教諭等(特別支援教育推進)」「中学校・高等学校教諭等一般(国語・数学・理科・美術・家庭・英語)」「中学校・高等学校教諭等特別支援教育推進」の志願者も大学推薦制度の対象となる。また、大学推薦による受験者は1次試験が免除となる。

主な被推薦者(資格対象者)の要件は下記の通り。
①昭和41(1966)年4月2日以降に生まれた者
②地方公務員法第16条及び学校教育法第9条に規定する欠格条項に該当しない者
③推薦の対象となる校種・教科、受験区分の普通免許状を所有している者または令和8(2026)年3月31日までに取得見込の者(※中学校・高等学校教諭等の志願者は、原則として中学校教諭と高等学校教諭の両方の普通免許状を必要とするが、中学校教諭の普通免許状のみでも受験できる。ただし高等学校教諭の普通免許状のみでは受験できない)
④令和8年3月において推薦の対象となる校種の免許状取得のための大学等に在籍しており、かつ卒業(修了)見込みの者(※既卒者は対象とならない)
⑤熊本市立学校教員のみを志願する者
⑥学業成績が優秀である者
(※大学3年〈大学院は大学院1年〉までの取得単位科目の評価が「優」「良」「可」のうち、「優」以上が70%以上であること(大学院または教職大学院から推薦する者については、大学院または教職大学院での取得単位科目の成績評価とし、大学での成績評価は通算しない。なお、今回より取得単位科目の評価について「優」以上を80%以上から「70%以上」に変更)
また、推薦が可能な大学は、推薦の対象となる校種・教科、受験区分別に必要とされる免許状取得のための課程認定を受けており、通信制の課程によらない大学(大学院および教職大学院を含む)となる。

推薦の手続については、大学側で被推薦者全員に係る書類(推薦書、成績証明書)を取りまとめ、4月4日(金)17時15分までに熊本市教育委員会教職員課へ持参または郵送(郵送の場合は4月4日必着)で提出する。
推薦結果については、4月14日(月)までに大学等に通知される。

一方、被推薦者は自身で電子申請にて「大学等推薦者」として出願手続き(4月14日〜5月1日)を行い、受験票にて1次試験免除の可否を確認する。1次免除の対象者には後日2次試験についての通知が発送される。

なお、大学推薦制度の対象者が合格後に辞退した場合、やむを得ないと思われる理由がある場合を除き、その対象者を推薦した大学等は、次年度の大学推薦の対象とならないことがあるとしている。

熊本市教育委員会・令和8年度(2026年度)熊本市立学校教員採用選考試験 大学推薦制度実施要項(PDF)
https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/3_2481_up_nozeapgj.pdf

熊本市教育委員会・大学推薦制度について
https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/index.html#H2_12_89f48a

熊本市教育委員会・熊本市立学校教員採用選考試験情報
https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/index.html

【参考】熊本市教育委員会・令和8年度(2026年度)熊本市立学校教員採用選考試験の主な変更点及び日程について(PDF)
https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/3_2481_up_7wiobeqt.pdf