川崎市教育委員会は6月4日、令和7(2025)年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験の応募状況(速報値)を公表した。
今年度の試験のうち、令和8年度採用予定分については、470名程度の募集人数に対して応募者数は996名で前年度の1,000名から4名減。また、応募倍率は2.1倍となり、募集人数が430名程度だった前年度の2.3倍から0.2ポイント下回った。
一方、令和9年度採用予定分として大学推薦で実施する「大学3年次在籍者推薦」には今回の試験から実施する中学校・高校を含め72名が応募。前年度(小学校のみ58名)からは14名増となった。応募倍率は1.0倍(前年度1.2倍)となっている。
この結果、総計では1,068名の応募となり、前年度の1,058名からは10名増となったが、応募倍率は前年度の2.2倍から2.0倍へ0.2ポイント低下した。
受験区分別の応募者数(令和8年度採用予定分)は、小学校343名(前年度400名)、中学校・高校(工業・商業・福祉を除く)462名(前年度443名)、高校(工業)9名(前年度3名)、高校(商業)1名(前年度実施なし)、特別支援学校67名(前年度61名)、養護教諭114名(前年度88名)で、小学校以外の校種は前年度を上回った。
また、受験区分別の応募倍率(※)は小学校1.5倍(前年度1.7倍)、中学校・高校(工業・商業・福祉を除く)が2.3倍(前年度2.8倍)、高校(工業)3.6倍(前年度1.2倍)、高校(商業)0.4倍(前年度実施なし)、特別支援学校3.0倍(前年度2.7倍)、養護教諭9.1倍(前年度7.0倍)となっている。
※応募倍率のうち募集人数に幅のある教科(特別支援学校、養護教諭)については、募集人数の中間値を基に倍率を計算。また、募集人数を「若干名」としている高校(工業・商業・福祉)については、募集人数を2.5名として計算。なお、高校の「福祉」は今年度募集なし。
一方、令和9年度採用予定分として大学推薦で実施する「大学3年次在籍者推薦」には72名が応募。校種別では小学校50名(前年度58名)、中学校・高校(社会・保健体育・英語を除く)17名、中学校・高校(英語)5名となっている。
応募倍率は小学校(募集人数50名程度)1.0倍、中学校・高校(社会・保健体育・英語を除く=募集人数15名程度)1.1倍、中学校・高校(英語=募集人数4名程度)1.3倍となっている。
川崎市の教員採用試験は、1次試験は7月6日(日)。2次試験は実技試験が8月5日(火)、面接試験が8月7日(木)から20日(水)にかけて行われる。
結果の発表は1次が7月25日(金)、2次が9月19日(木)。
川崎市教育委員会・令和7年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験の応募状況(速報値)をお知らせします(報道発表資料・PDF)
https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/cmsfiles/contents/0000177/177423/r7houdouhappyou.pdf