長野県 令和7年度(令和6年=2024年実施)試験は6月29・30日実施へ

長野県教育委員会の定例会が11月21日に開かれ、この中で、令和7年度(令和6年=2024年実施)の長野県教員採用選考についての変更点が議題に上がった。

長野県教育委員会のホームページにある第1109回教育委員会定例会資料の中で「令和7年度長野県教員採用選考の変更点について」として公開された資料によれば、令和7年度の長野県教員採用選考の1次試験については、令和6年度選考の実施日(2023年7月1日、2日実施(※))と同時期となる、2024年6月29日(土)30日(日)に実施する。
(※高校は1日間〈前年度は7月1日のみ〉、それ以外の校種は2日間実施)

試験日程以外での変更点は以下の通り。
①他県で正規教員として働く長野県出身者や長野県への移住を希望する者を対象とした「信州UIJターン秋選考」を11月下旬に実施する。
申込資格として、令和7年度選考の受験資格者で令和7年度選考の不受験者かつ正規教員1年間以上の経験がある現職教員で、書類審査、適性検査、個人面接(教科の模擬授業、口頭試問を含む)を実施する。なお、中学校、高等学校の募集教科については、令和7年度選考合格発表時にホームページで公表する予定。

②1次選考で実施していた適性検査の見直しを行い、一部を1次選考の合格発表後にオンラインで実施する。

③小論文のテーマについて、令和7年度選考では、探究的な授業の構想について出題する。
なお、令和8年度選考(2025年実施)では、探究的な授業の構想については専門教科において出題し、小論文のテーマは、令和6年度選考のような教師の思考・判断・表現力を見定める内容とする。

④小学校・中学校・特別支援学校受験者の出願方法について、「ながの電子申請サービス」を用いた電子申請に変更する(高校は令和4年度選考から実施)。

⑤小学校と中学校の出願に併願を導入する。出願者は申込時に希望を記入する。

⑥中学校「技術・家庭科」の1次選考実技試験の廃止。

⑦高校「福祉」の採用選考の実施。

⑧中学校「数学」「理科」で実施している特別選考「博士号取得者を対象とした選考」について、高校での募集を再開する。
採用予定対象教科は高校の「数学」「理科」「農業」「工業」「情報」の5教科で、1次選考は書類審査・適性検査のみとし、2次選考においては集団面接を免除し、個人面接を3回(うち2回は模擬授業を主とした面接)実施する。

長野県教育委員会・第1109回教育委員会定例会資料
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku/goannai/shiryo/r5teireikai-shiryo/1109shiryo.html

長野県教育委員会・令和7年度長野県教員採用選考の変更点について(PDF)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyoiku/goannai/shiryo/r5teireikai-shiryo/documents/1109_g3.pdf