新潟県教育委員会は6月12日、ホームページに令和7年度新潟県公立学校教員採用選考検査の出願状況(5月27日現在)を掲載した。
今年度出願者の総数(大学3年時特別選考の出願者を含む)は1,008名で、そのうち、小学校を対象に今回の試験から実施する「大学3年次特別選考」(大学推薦・令和8年度採用分)には44名が出願した。
(※大学3年生を除いた出願者数〈令和7年度採用分〉は964名で、前年度の1,196名より232名減)
受験区分別の出願者数(令和7年度採用分)は小学校351名(前年度371名)、中高共通(中学校・高校いずれかの配置、中学校のみ配置、高校のみ配置の各希望者の総数)527名(前年度592名)、高校(農業・工業・商業・水産・情報)44名(前年度56名)、特別支援学校50名(前年度70名)、養護教諭104名(前年度169名)で、すべての区分で前年度より出願者が減少となっている。
また、倍率は公表していないが、採用予定者数(小学校260名程度、中高共通246名程度、高校32名程度〈特別選考は若干名〉、特支80名程度、養護30名程度、全体では648名程度)で計算した場合、全体の平均倍率は1.5倍(前年度2.6倍)に。受験区分別では、小学校が1.4倍(前年度1.9倍)、中高共通1.7倍(前年度3.3倍)、高校が1.4倍(前年度1.9倍)、特別支援学校が0.7倍(前年度1.8倍)、養護教員が3.5倍(前年度6.8倍)となる。
新潟県の教員採用試験は、1次試験が小学校のみ6月16日(日)と7月7日(日)の2回(※)、それ以外の教科は7月7日に行われる。2次試験は8月17日(土)から20日(火)までの指定日(1日)に行われ、結果の発表は1次が8月上旬(前年度試験では8月2日)、2次は9月末(前年度試験では9月25日)の予定となっている。
なお、大学3年次特別選考は1次・2次とも一般選考と同様の試験を行い、合格した場合には令和8〈2026〉年度の採用候補者名簿に登載されるが、令和8年3月31日までに卒業できなかった場合は、採用候補者名簿への登載が取り消される。。
※小学校の出願者(大学3年次特別選考を除く)は、6月の試験(1回目)と7月の試験(2回目)のどちらかのみを受検したり、両方を受検したりすることが可能(ただし6月の小学校1回目受験後に、7月の試験を小学校以外の校種・種別で受験することは不可。大学3年次特別選考の受験者は7月の試験のみ受験可)。
1回目の試験(筆答検査Ⅰ〈教職専門科目に関するもの・70分〉と筆答検査Ⅱ〈教科に関するもの:国語、算数・60分〉)は文部科学省から参考提供された小学校教員資格認定試験問題を利用する予定で、2回目の試験は従来同様の試験内容(筆答検査Ⅰ〈教職教養および一般教養に関するもの・55分〉と筆答検査Ⅱ〈教科等に関するもの:国語、算数・60分〉)となる。
両方を受験した場合でも試験結果は8月上旬にまとめて発表となるが、どちらか一方の試験で合格すれば1次試験合格となり、両方とも不合格だった場合は1次試験不合格となる。
新潟県教育委員会・令和7年度 新潟県公立学校教員採用選考検査 出願状況(5月27日現在・PDF)
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/409505.pdf