宮城県 令和8年度(令和7年=2025年実施)採用試験での変更点を公表

宮城県教育委員会は1月7日、ホームページに令和8年度(令和7年度=2025年実施)宮城県公立学校教員採用候補者選考の変更点を掲載した。

今回公表された変更点は下記のとおり。
①定年延長に伴う出願資格の変更
定年延長に伴い、出願資格のうち年齢に関する箇所について「昭和39(1964)年4月2日以降に生まれた者(令和8〈2026〉年4月1日時点で年齢が62歳未満である者)」に変更する。
(※令和7年度試験では「昭和40(1965)年4月2日以降に生まれた者(令和7〈2025〉年4月1日時点で年齢が60歳未満である者)」)

②小学校英語枠の廃止
これまで実施していた小学校英語枠での選考をやめ、英語の免許や資格等を有する方への加点措置を拡大(※)することで、小学校における英語指導で活躍できる方を求める(※加点措置については下記④を参照)。

③中学校英語・高等学校英語の実技試験免除
中学校英語・高等学校英語出願者で、実用英語技能検定(英検)やTOEIC、TEAP、ケンブリッジ英語検定などの英語外部試験で所定の資格・スコア(CEFR B2相当の資格・スコア)を有する者については、2次試験における実技試験を免除し、A評定として合否判定を行う。
(対象となる資格・スコアについてはこちらを参照)

④加点措置の変更
児童生徒への支援や読書活動の推進に資する資格、英語の免許や外部試験、高等学校の複数免許所有などについて加点措置を変更する。
新たに加点対象として追加となるのは「公認心理士」「臨床心理士」「司書教諭」の資格保有者(全出願者対象)、高校国語の出願者で「書道」の免許状保有者、中高家庭、高校福祉の出願者で高等学校家庭と福祉の免許状併有者について、それぞれ1次試験にて「5点」を加点する。
また、中学英語・高校英語の出願者については、加点の対象となる英語外部試験を拡大するととともに、所定の資格・スコアを有する者についての加点を引き上げ、最大で「10点」の加点を行う。さらに、小学校出願者については従来の中学校英語・高校英語の免許状保有に伴う加点に加えて、英語外部試験での資格・スコアについても加点の対象とし、中学校・高校の「英語」免許状と英語外部試験での資格・スコアとの組み合わせにより、最大で「10点」の加点を行う。
(加点対象となる資格・免許状等の詳細についてはこちらを参照)

なお、宮城県の令和8年度試験の選考日程については、1次試験が7月12日(土)、2次試験が8月下旬~9月上旬、最終の合格発表は9月下旬に、それぞれ行う予定としている。
また、試験に関する詳細は4月公表予定の令和8年度宮城県公立学校教員採用候補者選考要項にて示される(前年度試験では4月13日に公表)。

宮城県教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)宮城県公立学校教員採用候補者選考の変更点について(PDF)
https://www.pref.miyagi.jp/documents/54209/r8henkouten.pdf

宮城県教育委員会・令和8年度 宮城県公立学校教員採用候補者選考について
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ky-teacher/r08kyosai.html