奈良県 令和8年度(令和7年=2025年実施)試験の受験案内を発表

奈良県教育委員会は4月10日、令和8年度(令和7年=2025年実施)奈良県・大和高田市公立学校教員採用候補者選考試験の受験案内を発表した。

奈良県の1次試験は筆記試験が6月14日(土)、実技試験(中高の一部教科で実施)は6月15日(日)に行われる。また、社会人選考、大学院選考および前年度に実施した3年次選考での2次試験合格者(※)を対象にした個人面接を6月14日または15日のいずれか1日に実施する。
2次試験は集団面接(討議)が7月19日(土)または20日(日)のいずれか1日、個人面接は8月7日(木)〜10日(日)、12日(火)〜15日(金)のうちの1日で行われる。
結果の発表は1次試験が7月9日(水)、2次試験が9月5日(金)にそれぞれ行われる。
(※奈良県の大学3年生受験〈3年次選考〉では2次試験まで受験可能で、大学3年次等〈大学、短期大学、専門学校の最終年次1年前の学生〉で2次試験に合格した場合には、翌年実施される最終面接を実施し、最終面接に合格して教員採用候補者名簿に登載される〈最終面接で不合格の場合は、翌年度の試験では2次試験から受験可能となる〉。また、今回1次試験で合格し2次試験で不合格となった場合には、翌年度の試験での1次試験が免除となり、2次試験から受験可能となる)

出願の受付は奈良電子自治体共同運営システム「e古都なら」を用いた電子申請による受付で、受付期間は4月25日(金)9時〜5月19日(月)17時までの間までとなっている。

今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①中学校および高等学校外国語(英語)の受験者については、所有する英語資格を得点化し、教科専門試験は実施しない。
対象となる英語資格は実用英語技能検定(英検・日本英語検定協会)、TOEFL(国際教育交換協議会)、TOEIC(国際ビジネスコミュニケーション協会)のいずれかで、英検の場合では1級で180点、準1級で160点、2級で60点。TOEFLの場合はiBTスコアを2倍した点数。TOEICの場合はL&RのスコアとS&Wのスコアを2.5倍した合計得点を10で除した点数が、教科専門の得点となる。
(※上限は200点で小数点以下は切り捨て)

②これまで高校(全教科)のみを対象としていた社会人選考の対象を、中学校の「数学」「理科」「技術」「家庭」にも拡大する。

③日本語指導に関する資格所有者(国家資格「登録日本語教師」を有する者、または文化庁の認める420時間以上の日本語教育に関する研修を受講した人)への加点対象を、「小学校」「中学校」にも拡大する(※これまでは高校のみ)。

④1次試験の免除に関わる要件のうち、国立および公立学校(奈良県以外)における教諭経験の扱いを、県費常勤講師と同等とする。

⑤英語の実施教科のうち、前年度募集した工業の「薬学」にかわり、今回の試験では「電気」を募集する。

なお、今年度試験での採用予定者数については4月中旬に発表予定としている。

奈良県教育委員会・令和8年度 奈良県・大和高田市立公立学校教員採用候補者選考試験の受験案内及び出願について
https://www.pref.nara.jp/item/321512.htm#itemid321512

奈良県教育委員会・令和8年度 奈良県・大和高田市立公立学校教員採用候補者選考試験受験案内(PDF)
https://www.pref.nara.jp/secure/321513/R8_jukenannai.pdf