高知県教育委員会は5月23日、「令和8年度(令和7年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況等について」として、今年度採用試験の応募状況を発表した。
今回の試験では、一般選考(採用予定者数259名程度)と障害者特別選考(採用予定者数4名程度)を合わせた志願者総数は1,376名(一般選考1,374名、障害者特別選考2名)となり、前年度の1,472名(一般選考1,469名、障害者特別選考3名)からは96名の減少となった。会場別では高知会場で前年度の900名より32名減となる868名、関西会場では前年度の572名から64名減の508名となっている。
また、一般選考分における倍率は5.3倍となり、前年度(採用予定者数255名程度)の5.9倍からは0.6ポイント低下となった。
受験区分別の応募者数では小・中学校が前年度の1,122名より82名減の1,040名(小学校519名、中学校402名、小・中学校養護教諭93名、小・中学校栄養教諭26名)、県立学校が前年度の350名より14名減の336名(高校284名、特支44名、県立学校養護教諭8名)で、一般選考分における倍率は小・中学校合計で5.0倍(前年度5.9倍)、県立学校合計で6.6倍(前年度5.8倍)となっている。
一方、今回の試験から新たに実施する大学3回生を対象とした特別選考審査(小学校対象)には、1次試験と2次試験の両方を受験して、合格した場合は令和9年度の「教員採用候補者名簿」に登載される「早期名簿登載型」(採用予定者数40名程度)に17名、1次試験のみを受験し、合格した場合は翌年の1次試験が全部免除となる「事前認定型」に42名が出願した。
高知県教育委員会では一定数の受審者は確保できているとしつつ、引き続き、より受審しやすい審査制度への見直しや、働き方改革の推進、教員の魅力発信などにより、人材の確保に取り組んでいくとしている。
高知県の教員採用試験は1次試験が5月31日(土)、2次試験は校種ごとに7月26日(土)27日(日)と8月1日(金)〜3日(日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が6月27日(金)、2次は9月12日(金)、10月17日(金)、来年の1月16日(金)の3回に分けて行われる。
高知県教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況等について(概要)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2020052100105/file_contents/file_20255224205959_1.pdf
高知県教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査 応募状況(一覧)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2020052100105/file_contents/file_202552242106_1.pdf