教員採用試験で登場する可能性のある、重要な最新教育キーワードを解説します。言葉の意味をしっかり把握して理解を深めましょう。毎週火曜日に更新します。
【通級指導】
小、中、高等学校などの通常学級に在籍し、通常の学級で授業を受ける発達障害児らが、週に1・2回、障害や特性に応じた特別の指導を個別に受ける仕組み。通級指導教室といった特別の場が設けられる。
通級指導は、校内に指導教員がいれば自校で受けられる(自校通級)。しかし、校内に指導教員がいない場合は、指導教員がいる拠点校に子どもが赴く他校通級か、指導教員が格好に出向く巡回指導となり、自治体ごとに方式を決める。
他校通級は子どもを送迎する保護者への負担が重く、通級を断念するケースがあることから、政府は自治体に対し、他校通級方式から巡回方式への転換を促している。