最新教育キーワード解説 「ICT」「デジタル教科書」

教員採用試験で登場する可能性のある、重要な最新教育キーワードを解説します。言葉の意味をしっかり把握して理解を深めましょう。毎週火曜・木曜に更新します。


ICT

 Information and communication Technologyの略。情報通信技術。教育現場におけるICTは,パソコンや電子黒板,タブレット端末,デジタル教科書,無線LAN,学習用ソフトウェアなど多岐にわたる。

デジタル教科書

 紙の教科書と同一の内容をデジタル化して端末上に取り込んだ教科書。使用する児童生徒は,音声の読み上げ,文字や図形の拡大・縮小,反転などの機能を使うことができる。補助教材に位置付けられる「デジタル教材」と一体的に使用することで,理解を促進する効果も期待されている。
 2019年度から,教育の充実を図るため必要と判断すれば,紙の代わりにデジタル教科書を使用できるようになった。2024年度から,小学5年生~中学3年生を対象に,英語においてデジタル教科書を本格導入する予定。早ければ2025年度から算数・数学でも導入が検討されている。

<デジタル教材>

教科書での学習をサポートする教材のうち,タブレット端末やノートパソコンなどのデジタル機器によって作成・利用されるもの。動画や音声などが使われる。