岡山県教育委員会は1月12日、令和7年度(令和6年=2024年実施)岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施概要の公開とあわせ、令和7年度試験から実施する「大学3年次等チャレンジ選考」の実施概要を公表した。
岡山県の「大学3年次等チャレンジ選考」は、採用試験に向けての勉強や教育実習等で多くの準備が必要な大学4年生の負担を軽減するとともに新規学卒者の採用試験の受験機会を増やすことを目的に、大学3年次から教員採用試験を受験できる制度で、主な受験資格として、昭和41(1966)年4月2日以降に生まれた、現在、大学3年生等(※)で令和7(2025)年度中に卒業見込みの者で、出願する校種・職種、教科等の教諭普通免許状を令和8(2026)年3月31日までに取得見込みの者(所有者も含む)としている。
(※大学3年生等=大学及び大学院の最終年次の1年前の年次に在籍している者で、科目等履修生は含まない)
受験可能な校種・教科については令和7年度の岡⼭県公⽴学校教員採⽤候補者選考試験で募集する校種・職種(身体に障害のある者を対象とした選考も含む)としているが、栄養教諭と高校の「福祉」「書道」については対象外となる。また、「地域枠」「社会人枠」については大学3年次等チャレンジ選考の段階では行わない(小学校の「理数枠」「英語枠」は受験可能)。
なお、大学3年次等チャレンジ選考では、特別選考には出願できないが、英語および情報の資格保有者については、大学3年次等チャレンジ選考でも加点対象として取り扱われる。
試験内容は、7月6日(土)に筆記試験(教職教養、専門教科=いずれも令和7年度試験と同じ問題)を実施。合格した場合には、大学3年次等チャレンジ選考と同一の校種・教科(科目)・枠(理数枠・英語枠)で出願した場合(※)に、令和8年度試験(令和7年=2025年実施)で1次試験の筆記試験等が免除となる。不合格となった場合でも4年次に筆記試験から再度受験することが可能。
なお、令和8年度試験からは、大学3年次等チャレンジ選考の合格者を対象とした特別選考として「大学3年次等チャレンジ選考合格者(1次試験の筆記試験を免除)」「大学3年次等チャレンジ選考合格者かつ『教師への道』研修修了者(面接を含めた1次試験のすべてを免除)」を新設する予定としている。
(※=枠で合格していない場合は「地域枠」「社会人枠」への出願が可能。また、中・高の併願も可能となるが、第1志望は合格した校種でなければならない)
なお、大学3年次等チャレンジ選考に関する実施要項の発表は4月中旬、出願書類の交付・受付は令和7年度試験と同じ4月中旬から5月中旬にかけて行われる予定となっている(令和6年度試験では、実施要項発表は4月14日。出願受付は4月17日〜5月12日だった)。
岡山県教育委員会・令和7年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の大学3年次等チャレンジ選考について(概要)(PDF)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/892982_8528395_misc.pdf
岡山県教育委員会・令和7年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施について(概要)(PDF)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/892982_8508149_misc.pdf