名古屋市教育委員会は4月19日、令和6年度実施(2024年実施)の名古屋市公立学校教員採用選考試験の試験要項をホームページに掲載し、同日より出願の申込受付を開始した。
名古屋市の試験日程は、例年よりも1ヶ月ほど早まり、1次試験(大学3年生等を対象とした選考を含む)は6月15日(土)に、2次試験は7月20日(土)21日(日)に行われる。1次試験の会場については、これまでは名古屋市内の中学校、高校4会場で分散して行っていたが、今回の試験では中京大学名古屋キャンパス(名古屋市昭和区)の1会場で実施する。
試験日程の早期化に伴い、結果の発表も1次が7月中旬(前年度試験では8月10日)、2次が8月下旬(前年度試験では9月28日)にそれぞれ繰り上げる。
出願の受付期間は5月8日(金)までで、原則としてインターネット申込(電子申請)による受付となり、試験要項や受験票の交付もインターネットからのダウンロードとなる。なお、試験での特例を申請する受験者は、電子申請による申し込み後、出願期間中に特例申請書と必要書類を郵送で提出する必要がある。
今年度の採用予定人員は、小学校250名(前年度200名)、中学校100名(同115名)、高校35名(同30名)、特別支援学校60名(同55名)、養護教員10名(同15名)。栄養教員若干名(同若干名)、幼稚園5名(同若干名)で、前年度と比べ小学校で50名、高校と特別支援学校で各5名それぞれ増えた一方で、中学校で15名、養護教員で5名、それぞれ減らしている。
なお、採用予定人員には障害者特別選考による採用予定人員(約10名)が含まれるほか、小学校と中学校の採用予定人員には特別支援学級担当教員の採用予定人員(約95名)が含まれる。
また、高校の募集教科では、前年度募集のなかった「音楽」が今年度募集教科に加わった一方で、前年度募集のあった「美術」が募集教科から外れている。また、工業については今年度試験では「機械系」「情報系」を募集し、「建築系」が外れている。なお、高校教員のうち募集がない教科(美術)において欠員が生じた場合には、中学校教員の合格者で申込時に「高校で欠員が生じた教科の希望」を「有」にした人の中から若干名を選考し、面接の上で採用するとしている。
※今年度試験での主な変更点については、こちらの記事を、また、大学3年生等を対象とした選考については、こちらの記事を、それぞれ参照。
名古屋市教育委員会・名古屋市公立学校教員採用選考試験要項・障害者特別選考試験要項・大学3年生等を対象とした選考試験要項・大学3年生等を対象とした障害者特別選考試験要項(PDF)
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000174/174106/R6_shikenyoukou.pdf
名古屋市教育委員会・インターネットでの申込・試験要項等の印刷について
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000174106.html
名古屋市教育委員会・名古屋市公立学校教員等採用選考試験
https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/65-2-0-0-0-0-0-0-0-0.html