茨城県教育委員会は12月25日、令和8年度採用(令和7年度=2025年実施)茨城県公立学校教員選考試験の試験日程を発表した。
茨城県の試験日程は、前年度(令和7年度)試験で1ヶ月以上の早期化を実施しているが、令和8年度試験については令和7年度試験とほぼ同日程でのスケジュールとなる一方、今回の試験より実施する外部試験(SPI3)による選考については、1次試験の実施日よりも先に実施し、期間も4週間にわたっての実施となる。
一般選考、講師等特別選考などの1次試験(筆記試験)は5月11日(日)に実施する。1次試験については茨城県内(水戸市内)のほか、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の5都市でも実施する。
また、今回の試験より実施する外部試験(SPI3)による選考については4月21日(月)から5月16日(金)までの間、全国のテストセンターまたはオンライン会場で実施する。
2次試験については校種により日程が分離し、小学校・中学校・高校・養護教諭・栄養教諭は7月12日(土)13日(日)、特別支援学校は7月19日(土)20日(日)に、それぞれ実施する。
最終の合格発表は8月上中旬に予定している(※前年度試験では8月9日)。
出願の受付期間は、2月25日(火)から3月24日(月)まで、電子申請にて行う。
また、令和8年度試験からの主な変更点は以下の通り。
①第1次試験における「教職専門」の廃止
令和7年度に実施する1次試験から「教職専門」を廃止し、「専門教科・科目」のみとする。2次試験の試験内容については変更はない。
②外部試験(SPI3)による先行枠の新設
令和7年度に実施する1次試験から、全校種で一般選考とは別に外部試験(SPI3)で受験可能な選考枠を新設する。募集人数は採用予定人数のうち200名程度を予定し、「受験する区分ごとの普通免許状を現に有する方、または採用時までに取得見込みの方」を対象とする。
③大学3年生を対象とした前倒し選考び早期化・対象の拡充
令和7年度に実施する選考試験から、「大学3年生を対象とした前倒し選考」を5月実施に変更し、受験区分を小学校から全校種へ拡充する。
「令和7年度時点で大学3年生等であり、2027年3月31日までに卒業見込みの方」かつ「受験する区分ごとの普通免許状を採用時までに取得見込みの方」が対象となる。
令和8年度試験の詳細については、2月ごろに公表予定の「令和8年度採用茨城県公立学校教員選考試験実施要項」にて示される。
茨城県教育委員会・令和8年度採用(令和7年度実施)茨城県公立学校教員選考試験日程等について
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/post-33374/
茨城県教育委員会・令和7年度以降の教員選考試験について
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/post-31371/