新病棟工事でも5千万円還流か=元理事長の取り分3分の2―報酬実態を捜査・東京女子医大背任

 東京女子医大の新校舎建設を巡る背任事件で、同大付属病院「東医療センター」(現・足立医療センター)の移転に伴う新病棟建設工事でも、同大から1級建築士の男(68)に支出された建築アドバイザー報酬のうち、計約5000万円が元理事長岩本絹子容疑者(78)に還流された疑いがあることが15日、捜査関係者への取材で分かった。