秋田県 志願状況を公表。平均倍率は2.7倍、大学3年生チャレンジ選考には158名が出願

秋田県教育委員会は5月22日、令和8年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験の志願状況を発表した。
令和8年度採用予定分の志願者の総数は584名(※)となり、昨年度の605名から21名減少。一方、全体の平均倍率は前年度の2.6倍から0.1ポイント上昇して、2.7倍となった。また、今回の試験から実施する「大学3年生チャレンジ選考」には158名が出願した。
(※実習助手を除いた場合の志願者数は570名〈前年度598名〉、倍率は2.6倍〈前年度2.5倍〉となる)

令和8年度採用予定分の受験区分別の応募者数は、小学校99名(前年度114名)、中学校185名(前年度190名)、高校178名(前年度194名)、特別支援学校43名(前年度43名)、養護教諭56名(前年度55名)で、小学校の応募者数は100名を割り込んだ。
このほか、社会人等特別(小・中学校外国語と高校保健体育の合算)で9名、高校の実習助手(農業、工業)で11名、特別支援学校理療科実習助手で3名の応募があった。
受験区分別の倍率は小学校1.2倍(前年度1.0倍)、中学校2.5倍(前年度3.0倍)、高校5.9倍(前年度7.5倍)、特別支援学校1.7倍(前年度1.7倍)、養護教諭7.0倍(前年度5.0倍)で、小学校と養護教諭は採用予定数の減少もあり前年度より上昇したものの、その他の校種は前年度と横ばいまたは減少となっている(※社会人等特別、実習助手は採用者数若干名のため発表なし)。

なお、秋田県の直近10年間(平成29〈2017〉年度〜令和8年度)の志願者数(実習助手、寄宿舎指導員等を除く)の推移で見た場合、今年度の志願者数は平成29年度の1,139人に対しておよそ5割、志願倍率も8.1倍(平成29年度)に対して5.5ポイント低下となっている。

一方、今回の試験から実施する「大学3年生チャレンジ選考」(令和8年度採用予定分)には158名が出願。校種別では小学校55名、中学校42名、高校31名、特別支援学校9名、養護教諭21名となっている。

秋田県の教員採用試験は1次試験(大学3年生チャレンジ選考を含む)が7月12日(土)。2次試験は8月30日(土)〜9月1日(月)に行われる。
結果の発表は1次と大学3年生チャレンジ選考が8月6日(水)、2次が9月30日(火)に行われる。

秋田県教育委員会・令和8年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験 志願状況
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/89352

秋田県教育委員会・令和8年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験志願状況(PDF)
https://www.pref.akita.lg.jp/uploads/public/archive_0000089352_00/2025_志願状況.pdf