広島県教育委員会・広島市教育委員会は6月25日、令和8年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の志願者状況を公表した。
志願者総数(令和8年度採用分)は2,825名で、前年度の2,822名からは3名増。一方で平均倍率は採用見込人員の増加(989名→1,051名)もあって、前年度の2.9倍から0.2ポイント低下して2.7倍となった。
また、前回の試験から実施している「大学3年生等チャレンジ受験」(令和9年度採用分)には前回の634名から295名増となる929名が出願した。
受験校種別の志願者数(令和8年度採用分)は、小学校793名(前年度820名)、中学校831名(前年度813名)、高校711名(前年度708名)、特別支援学校158名(前年度158名)、養護教諭289名(前年度243名)、栄養教諭43名(前年度80名)で、小学校と栄養教諭が前年度より減少、特別支援学校が同数、中学校、高校、養護教諭が前年度より志願者が増加となっている。
また、校種別の倍率は小学校2.3倍(前年度1.8倍)、中学校2.4倍(前年度3.8倍)、高校3.0倍(前年度3.8倍)、特別支援学校2.0倍(前年度1.6倍)、養護教諭8.0倍(前年度7.8倍)となっている(※栄養教諭は採用見込人数が若干名のため倍率非公表)。
一方、大学3年生等チャレンジ受験の校種別の志願者数は、小学校373名(前年度240名)、中学校219名(前年度159名)、高校227名(前年度146名)、特別支援学校30名(前年度15名)、養護教諭80名(前年度74名)で、すべての校種で志願者が前年度を上回った(※栄養教諭は募集なし)。
なお、昨年実施の大学3年生等チャレンジ受験合格者320名のうち、291名(小学校198名、中学校44名、高校35名、特別支援学校13名、養護教諭1名)が令和8年度の採用試験に出願している(※対象者は1次試験が免除され、2次試験から受験する)。
広島県・広島市の教員採用試験は、1次試験が7月12日(土)13日(日)(大学3年生等チャレンジ受験は7月12日に実施)。2次試験は8月16日(土)〜18日(月)にかけて行われる。また、現職教員を対象とした特別選考とグローバル人材を対象とした特別選考【教職経験者(英語)】は8月23日(土)に行われる。結果の発表は1次が8月1日(金)、2次が9月25日(木)。
広島県教育委員会・令和8年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の志願者状況について(PDF)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/628424.pdf