2024年夏実施試験を考察! 教セミ編集部座談会①

最新の『月刊 教員養成セミナー』から、教員志望者の方々に役に立つ情報を抜粋してお伝えします。


教セミ編集部座談会① 〜予想が的中した問題!

2024年夏の教員採用試験の出題傾向を知ることは、2025年夏試験に向けた効率的な対策につながります。そこで、2024年夏試験について教職教養を中心に教採対策担当者と教セミ編集部員が徹底分析。2025年夏試験にも出題が予想される重要トピックまで、編集長Mが司会で座談会形式でお届けします(その①)。

M:2024年夏実施の1次試験が全自治体で終わりました。頻出の定番の重要6トピック(※本誌参照)を中心に、今夏の試験問題を振り返っていきたいと思います。日ごろから、試験問題の分析や予想、解説をしている皆さんですが、「的中した」問題はありましたか?

I:私が担当している「自治体別予想問題ゼミ」で、千葉県の「第3期千葉県教育振興基本計画」に関する問題、埼玉県の「地方公務員法第32条」に関する問題、東京都の教育公務員の服務に関する問題、愛知県の「愛知県教員育成指標」に関する問題が的中しました。

M:出題箇所だけじゃなくて、問題形式まで当たってる!

I:穴埋めや正誤、図を使うか使わないかなど、問題の形式は自治体ごとにだいたい決まっているので、過去問を分析する際は、そういうところも見ておくといいですね。

T:私は2023年4月号から8月号まで連載していた「重要! 答申・資料穴埋めトレーニング」を担当していましたが、結構出題されていたのを確認しました。定番のものもありましたが、「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」など、少しマニアックなものも当たりました。

M:読者アンケートではとても人気がある連載でした。「学校部活動~」は、教師の働き方改革とも関連して、今後も出題されるかもしれませんね。

S:定番な問題ですが、自分が担当した2024年5月号の『生徒指導提要』特集で予想した「生徒指導の定義と目的」、「2軸3類4層構造」、「チーム学校」が出題されていました。2024年6月号の「第4期教育振興基本計画」特集でも出題を予想していた、「5つの基本的な方針」は出題されました。

〜想定外だった出題は?(つづく)


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10月号では、2024年実施試験(※)の傾向を分析し、2025年実施試験に向けて注目すべき重要6トピック(①『生徒指導提要』、②「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~」、③「第4期教育振興基本計画」、④特別支援教育、⑤いじめ・不登校、⑥児童生徒関連)を精選! 各トピックの押さえておきたい基礎のキソを分かりやすく解説し、実際の2024年に出題された実施問題も掲載しています。ぜひお手にとってご覧ください。 
(※本特集は7月31日時点で編集部が入手できた情報を基に構成されています。)