札幌市 令和7年度試験(令和6年度=2024年実施)における主な変更点を公表

札幌市教育委員会は1月31日、令和7年度(2025年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査(令和6年度=2024年実施)における、札幌市の採用希望者に関わる主な変更点を公表した。

札幌市採用分についての主な変更点として公表されたのは下記のとおり。

①「前倒し合格者特別選考」の新設
昨年12月に実施した「令和7年度(2025年度)札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査」の合格者のみが出願できる選考区分を新設する。この選考区分に該当する場合は、1次検査の教養検査が免除となる。
なお、「小学校・幼稚園教諭」「中学校・高等学校教諭」「特別支援学校教諭(小学部、中学部・高等部)」の受験区分内であれば、前倒し選考検査時に出願した区分とは異なる区分で出願することが可能となる。

②「札幌市退職教員特別選考」の新設
札幌市立幼稚園及び学校を退職した正規教員が出願できる選考区分を新設する。対象となるのは「札幌市立幼稚園、小学校、中学校、高等学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校のいずれかの正規教員であった者で、退職日が平成27(2015)年4月1日以降である者」「出願しようとする受検区分において札幌市立幼稚園または学校の正規教員としての勤務実績が5年以上となる者(育児・介護・病気等による休務期間を除く)」のすべての要件を満たす者で、この選考区分に該当する場合には1次検査のすべてが免除となる。

③「臨時教員特別選考」の資格要件拡大
出願に必要な資格要件のうち、勤務実績の期間を「指定した期間のうち24月以上」から「指定した期間のうち12月以上」に変更する(1日でも勤務した月は1月とみなす)。

④加点制度の追加及び変更
・スポーツ・芸術特別加点における「資格等の内容」について、「実績を収めた時期は、原則として高校卒業後かつ平成27年4月以降のものに限る」という要件を追加する。
・中学校・高等学校教諭区分において、中学校教諭の普通免許状(募集する教科のうち受検教科以外の教科)または高等学校教諭の普通免許状「商業」を有する者からの申請に基づき、1次検査の総合点に5点を加点する。なお、受検教科以外に中学校教諭の普通免許状「美術」「技術」「家庭」を有する場合には、5点ではなく10点を加点する。

今回発表された変更点等を含む検査の詳細については、3月下旬に公開予定の実施要項に掲載される(前年度試験では3月27日に公開)。

なお、札幌市の試験日程については、1次試験は6月16日(日)に、2次試験は8月2日(金)〜4日(日)に行われる。
また、大学3年生等を対象とした「令和8年度(2026年度)札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査」を令和7年度教員採用選考検査の日程とは別日程で実施する予定で、検査日程及び内容については、3月以降に公表予定としている。

札幌市教育委員会・【札幌市採用希望】令和7年度(令和6年度実施)教員採用選考検査における主な変更点(PDF)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/documents/r7saiyouhenkouten.pdf

札幌市教育委員会・令和7年度(2025年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/kyoinsaiyokensa_r7.html