徳島県教育委員会は4月1日、令和7年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査要項をホームページに掲載した。
徳島県の1次試験は、筆記試験が7月20日(土)、実技試験(音楽、美術、書道、体育)が7月21日(日)。2次試験は8月16日(金)〜23日(金)に行われる。
1次試験のうち、筆記試験については徳島県内の会場のほか東京都内(東京交通会館=東京都千代田区)でも実施する。また、特別選考②(現職教員又は本県(徳島県)での教職経験を有する者を対象とする選考)の受験者で、1次試験が全免除となる東京会場での受験者については、2次試験(模擬授業・個人面接)を7月21日(日)に東京都内(専修大学神田キャンパス=東京都千代田区)で実施する。
結果の発表は1次が8月5日(月)、2次は9月18日(水)の予定。
採用予定者数は小学校・中学校(計)168名(前年度126名)、高校・特別支援学校(計)66名(同56名)、養護教諭(小・中)2名(高・特)2名(前年度は小・中2名、高・特2名)、栄養教諭(小・中)1名(同1名)で、前年度と比べ小学校・中学校で42名、高校・特別支援学校で10名それぞれ増となっている。また「身体に障がいのある者を対象とした選考」で5名程度の採用を予定している。
出願期間は5月9日(木)から、インターネットによる出願の場合は5月27日(月)17時まで、郵送による出願と加点申請・特別選考に係る申請書・証明書の提出(書留にて送付)は5月27日の消印まで有効となる。なお、出願については原則としてインターネットによる出願となり、インターネットによる出願が困難な場合は教育委員会教職員課に事前に連絡の上で、郵送にて出願する。加点申請・特別選考に係る申請書・証明書については、出願期間内に別途郵送で提出をする。
今回の試験からの変更点は下記の通り。
①小学校教諭選考審査における英語力の評価方法の重点化
これまで、2次試験において模擬授業(令和6年度は算数で実施)とは別に英語の実技審査(事前に提示したテーマに基づいたスピーチの後、英語による質疑)を実施していたのを、模擬授業の実施教科を外国語(英語)として5分程度の模擬授業を行う。これに伴い、英語の実技審査は実施しない。
②秋選考(UIJ特別選考)の拡充
昨年の試験より実施した秋選考(UIJ特別選考)を拡充し、昨年度に募集した小学校、特別支援学校に加えて、中学校と高等学校も募集対象とする。募集区分は、県内いずれの地域でも勤務可能な方を対象とした「一般枠」(全校種対象)と、県南部・西部での勤務を希望する方を対象とした「特定地域枠」(小学校、中学校対象)で、中学校については教科を特定せず幅広く募集し、高校については「情報」「農業」を対象に募集する。
また、試験会場も徳島会場に加えて東京と大阪にも設置し、試験日も10月中旬から11月上旬までの間に各会場ごとにそれぞれ設定する。
なお、秋選考についての詳細は8月に公表予定の、UIJ特別選考の選考要項で公表する。
③加点対象のうち、徳島県内での臨時教員等勤務経験者(=平成31〈2019〉年4月1日から令和6〈2024〉年4月30日現在において、徳島県の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の臨時教員等〈常勤講師または非常勤講師等〉としての勤務経験を有する者)を対象とした加点について、新たに、期間1年未満の者に対して1次試験の総合点に「5点」を加点する(※通算1年以上3年未満の場合の「10点」の加点、および通算3年以上の場合の「15点」の加点については変更なし)。
【4/25更新】徳島県教育委員会は、ホームページの「令和7年度(6年度実施)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査」内に、採用案内パンフレットや、出願に際しての各種参考資料・様式等を掲載した。
徳島県教育委員会・令和7年度(6年度実施)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/7237050/