長野県教育委員会は4月12日、ホームページに令和7年度(令和6年=2024年実施)公立学校教員募集案内・採用選考要項を掲載した。
長野県の1次試験は小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校が6月29日(土)30日(日)の2日間、高校は6月29日のみの実施となる。また、2次試験は全校種で8月5日(月)〜9日(金)の指定日に行われる。
結果の発表は1次が7月下旬(前年度は7月25日)、最終の合格発表は9月下旬(前年度は9月22日)の予定となっている。
出願期間は4月15日(月)〜5月7日(火)までで、今回より出願については全校種で「ながの電子申請サービス」を用いた電子申請での出願となる。
なお、高校の志願者は電子申請を行った後に、最終学校(大学院在籍者又は修了者は大学院及び卒業大学、大学の通信制在籍者又は修了者は通信制大学及び卒業大学)における「学業成績証明書」を郵送で送付する必要があるほか、選考区分により別途提出書類がある場合には郵送で送付する(郵送での送付は5月8日〈水〉消印有効)。
また、今回の試験より実施する「信州UIJターン秋選考」(他県で正規教員として働く長野県出身者や長野県への移住希望者を対象)は、11月23日(土)に実施。募集案内は9月24日(火)に長野県教育委員会のホームページで発表し、同日より10月31日(木)までを出願期間とする。
今年度の採用予定者数は、小学校225名、中学校135名、高校90名、特別支援学校55名、養護教諭(小中)15名〈前年度20名〉、養護教諭(高校)若干名、栄養教諭若干名で、養護教諭(小中)で前年度より5名減となった以外は、前年度と同数となっている(※小学校・中学校・養護教諭(小中)の予定者数は長野県内を4ブロックに分け、ブロックごとに採用数を設定した合計数)。
また、採用予定者数の内数として、身体に障がいのある人を対象とした選考で10名程度、「スポーツの技能や実績のある人を対象とした教員選考」で若干名を採用予定としている。
今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①他県で正規教員として働く長野県出身者や長野県への移住を希望する者を対象とした「信州UIJターン秋選考」を11月23日(土)に実施する。
募集対象は小学校、中学校、特別支援学校、高校を予定しており(なお、令和7年度長野県公立学校教員採用選考の結果により実施しない校種・教科がある)、採用予定者数は各若干名。
申込資格として、令和7年度選考の受験資格者で令和7年度選考の不受験者かつ正規教員1年間以上の経験がある現職教員で、書類審査、適性検査、個人面接(教科の模擬授業、口頭試問を含む)を実施する。
なお、「信州UIJターン秋選考」の募集案内は9月24日(火)に長野県教育委員会のホームページで発表し、同日より10月31日(木)までを出願期間とする。
②1次選考で実施していた適性検査の見直しを行い、一部を1次選考の合格発表後にオンラインで実施する。
③小論文のテーマについて、令和7年度選考では、探究的な授業の構想について出題する。
なお、令和8年度選考(2025年実施)では、探究的な授業の構想については専門教科において出題し、小論文のテーマは、令和6年度選考のような教師の思考・判断・表現力を見定める内容とする。
④小学校・中学校・特別支援学校受験者の出願方法について、「ながの電子申請サービス」を用いた電子申請に変更する(高校は令和4年度選考から実施)。
⑤小学校と中学校の出願に併願を導入する。出願者は申込時に希望を記入する。
⑥中学校「技術・家庭科」の1次選考実技試験の廃止。
⑦高校「福祉」の採用選考の実施。
⑧中学校「数学」「理科」で実施している特別選考「博士号取得者を対象とした選考」について、高校での募集を再開する。
採用予定対象教科は高校の「数学」「理科」「農業」「工業」「情報」の5教科で、1次選考は書類審査・適性検査のみとし、2次選考においては集団面接を免除し、個人面接を3回(うち2回は模擬授業を主とした面接)実施する。
長野県教育委員会・令和7年度公立学校教員採用選考情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/kokokyoinsenko07.html
長野県教育委員会・令和7年度公立学校教員募集案内・採用選考要項(PDF)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/documents/r7_1mirai.pdf