北海道教育委員会と札幌市教育委員会は5月29日、令和7年度(2025年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の志願者の状況を公表した。
今年度の志願者数は北海道が前年度の2,797名から465名減となる2,332名、札幌市が前年度の1,268名から18名減の1,250名となった。
北海道の受検区分別の志願者数は小学校469名(前年度651名)、中学校775名(前年度948名)、高校537名(前年度611名)、特別支援学校104名(前年度118名)、養護教諭367名(前年度388名)、栄養教諭80名(前年度81名)で、すべての受検区分で前年度より出願者が減少した(※併願者は、第1希望の人数を記載)。
また、札幌市の受検区分別の志願者数は小学校・幼稚園469名(前年度468名)、中学校・高校が573名(前年度569名)、特別支援学校98名(前年度113名)、養護教諭78名(前年度85名)、栄養教諭32名(前年度33名)で、特支が15名減となった以外はほぼ前年並みとなっている。
なお、北海道、札幌市ともに志願倍率は公表していないが、北海道については今年度の採用予定者数(小学校400名、中学校300名、高校187名、特別支援学校122名、養護教諭80名、栄養教諭15名、総数では1,104名程度)で計算した場合、全体の平均倍率は2.8倍(前年度2.8倍)に。また、受検区分別の倍率では小学校1.2倍(前年度1.8倍)、中学校2.6倍(前年度3.4倍)、高校2.9倍(前年度3.9倍)、特別支援学校0.9倍(前年度1.0倍)、養護教諭4.6倍(前年度4.9倍)、栄養教諭5.3倍(前年度5.4倍)となる。
また、札幌市(今年度の採用予定者数:小学校・幼稚園170名、中学校・高校100名、特別支援学校50名、養護教諭10名、栄養教諭3名、総数では333名程度)では、全体の平均倍率は3.8倍(前年度4.2倍)に。受検区分別の倍率では小学校・幼稚園2.8倍(前年度3.3倍)、中学校・高校5.7倍(前年度5.7倍)、特別支援学校2.0倍(前年度2.3倍)、養護教諭7.8倍(前年度8.5倍)、栄養教諭10.7倍(前年度6.6倍)となる。
北海道・札幌市の教員採用試験は6月16日(日)に1次試験、8月2日(金)から4日(日)(札幌市は8月3日〈土〉と4日〈日〉)に2次試験がそれぞれ行われ、結果の発表は1次が7月19日(金)、2次が9月27日(金)となっている。
北海道教育委員会・令和7年度(2025年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査志願者の状況(PDF)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/1/0/2/2/6/4/1/5/_/令和7年度(2025年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の志願者の状況.pdf