神戸市 2次選考合格者487名を発表。最終倍率は3.3倍に

神戸市教育委員会は9月19日、2025年度神戸市立学校教員採用候補者選考の2次選考結果についての結果を公表。正規教員及び産前産後休暇・育児休業代替任期付教員(任期付教員)、補欠者の合格者受験番号を発表した(※大学3年生等早期チャレンジ選考の選考結果についてはこちらの記事を参照)。

神戸市の教員採用試験第2次選考は7月20日(土)から8月18日(日)までの間に行われ、前年度の463名より24名増となる487名が正規教員合格者となった。また、任期付教員が206名(前年度185名)、補欠合格者は43名(前年度12名)となった(※補欠合格者のうち25名は任期付教員と併せての合格者)。

校種別の合格者数(正規教員)は幼稚園6名(前年度9名)、小学校・小学校英語コース241名(前年度214名)、中学・高等学校159名(前年度163名)、特別支援学校64名(前年度49名)、養護教諭15名(前年度21名)、栄養教諭2名(前年度7名)となっている。
また、任期付教員の合格者は幼稚園4名(前年度6名)、小学校・小学校英語コース125名(前年度128名)、中学・高等学校51名(前年度27名)、特別支援学校15名(前年度13名)、養護教諭10名(前年度11名)、栄養教諭1名(前年度0名)。補欠合格者は幼稚園2名(前年度0名)、小学校24名(前年度8名)、中学・高等学校12名(前年度2名)、特別支援学校4名(前年度0名)、養護教諭1名(前年度1名)となっている。

また、最終倍率は全校種合計で3.3倍(正規のみ※。前年度3.5倍)となった。校種別の倍率(正規のみ)では幼稚園5.7倍(前年度4.0倍)、小学校・小学校英語コース2.8倍(前年度3
.1倍)、中学・高等学校4.0倍(前年度4.0倍)、特別支援学校2.1倍(前年度2.8倍)、養護教諭7.6倍(前年度5.0倍)、栄養教諭17.0倍(前年度5.4倍)となっている。
(※任期付き教員を含めた倍率では全校種合計で2.3倍(前年度2.5倍)。校種別では幼稚園3.4倍(前年度2.4倍)、小学校・小学校英語コース1.8倍(前年度2.0倍)、中学校・高等学校3.0倍(前年度3.4倍)、特別支援学校1.7倍(前年度2.2倍)、養護教諭4.6倍(前年度3.3倍)、栄養教諭11.3倍(前年度5.4倍)となる)。

神戸市教育委員会によれば、今年度の合格者の平均年齢は26.5歳(昨年度27.2歳)で、40歳代の合格者数は20名(前年度22名)、50歳代の合格者は4名(前年度10名)であった。また、出願要件を緩和した「大学等推薦」区分(過去3年の教員採用選考において、大学等推薦を受けた者で合格実績のある大学等について推薦人数の人数上限を撤廃)の受験者は、前年度の126名から192名となり、合格者は前年度の79名から127名に増加した。また、今回から実施した司書教諭資格所有者への加点(8点)を申請した受験者数は193名で、合格者は90名となった。
このほか、離職者を対象とした特別選考で5名(小学校4名、中高音楽1名)、教員免許状を持たない者を対象とした特別選考で3名(小学校英語1名、中高英語2名)が、それぞれ合格者となった。

なお、神戸市教育委員会では、中高英語の2次実技試験で実施した英作文問題の解答例を、1次筆記試験の問題・解答をホームページに掲載する際に誤ってホームページに掲載。中高英語の2次実技試験受験者全員の英作文の点数を無効とし、合否判定を行なっている。

神戸市教育委員会・2次選考
https://www.city.kobe.lg.jp/a55153/shise/shokuinsaiyou/kyouiku/kyouinsaiyou2zishiken.html

神戸市教育委員会・2025年度教員採用選考試験の実施状況について(PDF)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/saiyousikenkekka.pdf

神戸市教育委員会・2025年度教員採用選考中高英語2次実技試験 英作文解答例のホームページへの誤公開について(PDF)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/eisakubunngokoukai.pdf