堺市 令和8年度試験(令和7年=2025年実施)の変更点を公表

堺市教育委員会は12月18日、令和8年度(令和7年度実施)堺市立学校教員採用選考試験の主な変更点を公表した。

今回の試験での主な変更点としては下記のとおり。

①「大学等推薦対象選考」の枠を拡大
各大学等から推薦することができる人数について、これまで「小学校」と「特別支援学校小学部」あわせて3名としてしていたのを小学校のみの場合で3名、特別支援学校小学部に推薦者がいる場合はあわせて5名までに拡大する(特別支援学校小学部のみの場合は5名)。なお、小学校、特別支援学校小学部以外の校種等(教科)の人数枠については変更はない。

②従来の特別選考(社会人経験)と特別選考(JICA経験)を統合して「特別選考」とし、募集する校種等(教科)を全校種等(教科)とする。特別選考(ICT活用能力)については廃止する。
新しい「特別選考」の受験資格は「(ア)法人格を有する同一の民間企業又は官公庁等での正社員又は正規職員としての勤務経験が平成30(2018)年4月1日から令和7(2025)年3月31日までに、継続して3年以上(休業期間を除く)あること」または「(イ)独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)の規定に基づく青年海外協力隊等としての活動経験が平成28(2016)年4月1日から令和7年3月31日までに、継続して2年以上あること」とする。
なお、同選考の面接方法のうち、1次試験で実施する面接試験はオンライン実施に変更する(2次の面接試験はこれまでどおり対面で実施)。

③令和7年度(令和6年度=2024年実施)堺市立学校教員採用選考試験において、大学3年生等対象選考を合格した方と任期付職員等の採用候補者となった方を対象に、1次試験のすべてを免除とした選考区分を新設する(※出願できる校種等(教科)は、令和7年度試験と同じ校種等(教科)に限る)。

④「特別支援学校中学部」を新設する。これに伴い、従来の「中学校・特別支援学校中学部」は「中学校」に変更する。また、大学等推薦対象選考においては、従来の「中学校・特別支援学校中学部(特別支援)」を「特別支援学校中学部」に変更する。
なお「特別支援学校中学部」に出願する場合は、中学校教諭普通免許状(中学校で募集する教科の免許状)に加えて、特別支援学校教諭普通免許状(知的障害、肢体不自由者及び病弱に関する領域のいずれか)を要件とする。

⑤加点対象となる項目として、新たに「登録日本語教員」の資格保持者を加点の対象とし、1次試験の得点に30点を加点する。

⑥1次試験のすべてを免除とした選考区分の新設等に伴い、2次試験の選考の決定等における配点を変更し、最終合否判定への1次面接試験(150点)の得点持ち越しを全選考区分で廃止する。
この変更に伴い、最終合否判定は2次筆答試験400点と2次面接試験540点(従来の450点から変更)をあわせた総合得点940点で行う。

なお、令和8年度堺市立学校教員採用選考試験の1次筆答試験は2025年6月14日(土)に実施。また、出願の受付は3月中旬から4月下旬を予定している。
募集人数や試験制度等の詳細は、3月上旬頃に公表する受験案内で示される(※前年度試験では3月15日公表)。

堺市教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)堺市立学校教員採用選考試験の主な変更点
https://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/kyoiku/boshu/kyoshokuinboshu/kyoinsaiyo/saiyosenko/shiken_r08/R8henkouten.html