奈良県 令和8年度(令和7年=2025年実施)試験の概要を公表

奈良県教育委員会は12月20日、令和8年度(令和7年=2024年実施)教員採用候補者選考試験の概要と主な変更点を公表した。

奈良県の1次試験は筆記試験が6月14日(土)、実技試験(中高の一部教科で実施)は6月15日(日)に行う。
2次試験は集団面接(討議)が7月19日(土)20日(日)のいずれか1日、個人面接は8月7日(木)〜10日(日)、12日(火)〜15日(金)のうちの1日で行われる。

今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①中学校および高等学校外国語(英語)の受験者については、所有する英語資格を得点化し、教科専門試験は実施しない。
対象となる英語資格は実用英語技能検定(英検・日本英語検定協会)、TOEFL(国際教育交換協議会)、TOEIC(国際ビジネスコミュニケーション協会)のいずれかで、英検の場合では1級で180点、準1級で160点、2級で60点。TOEFLの場合はiBTスコアを2倍した点数。TOEICの場合はL&RのスコアとS&Wのスコアを2.5倍した合計得点を10で除した点数が、教科専門の得点となる。
(※上限は200点で小数点以下は切り捨て)

②これまで高校(全教科)のみを対象としていた社会人選考の対象を、中学校の「数学」「理科」「技術」「家庭」にも拡大する。

③日本語指導に関する資格所有者(国家資格「登録日本語教師」を有する者、または文化庁の認める420時間以上の日本語教育に関する研修を受講した人)への加点対象を、「小学校」「中学校」にも拡大する(※これまでは高校のみ)。

④1次試験の免除に関わる要件のうち、国立および公立学校(奈良県以外)における教諭経験の扱いを、県費常勤講師と同等とする。

なお、変更点の詳細や募集する校種・教科および採用予定者数については、4月10日に公開予定の「受験案内」で示される。

奈良県教育委員会・令和8年度奈良県公立学校教員採用候補者選考試験について(概要)(PDF)
https://www.pref.nara.jp/secure/317627/R8_Gaiyou.pdf