川崎市教育委員会は12月26日、令和6年度実施川崎市立学校教員採用候補者選考試験(冬期選考)の受験案内を公表し、同日より出願受付を開始した。
川崎市の冬期選考は、教員志望者の受験機会を拡充し、優れた人材、多様な人材の更なる確保を図ることを目的に、7月の選考試験と秋期選考(10〜11月実施)に次いでの実施で、冬期選考は秋期選考とともに今回初めての実施となる。
冬期選考の選考区分は「選考A(市外現職正規教員選考と川崎市立学校正規教員経験者選考〈ジョブ・リターン制度〉)(※1)」「選考B(正規教員経験者選考)(※2)」「選考C(臨時的任用教員・非常勤講師・一般任期付教員等経験者選考)(※3)」の3種類で、募集校種は選考Aが小学校と中学校/高等学校、特別支援学校。選考Bと選考Cが特別支援学校のみ。募集人員は各選考合わせて60名程度としている。
主な受験資格として、昭和39(1964)年4月2日以降に生まれた人で募集校種に応じた免許状(※4)を保有または令和7(2025)年3月31日までに取得見込みの人。その上で、※1から※3まで選考区分に応じた条件に合致する必要がある。
※1)選考A=市外現職正規教員選考は令和7年3月31日時点で川崎市外の国公立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における正規教員として3年以上勤務している人。川崎市立学校正規教員経験者選考(ジョブ・リターン制度)は川崎市立学校において平成21(2009)年4月1日以降で通算3年以上正規教員として勤務し、令和6(2024)年4月1日現在、川崎市立学校の正規教員として在職していない人(選考Aについては、勤務していた校種・教科で受験する人に限る)。
※2)選考B=国公立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における正規教員として、平成26(2014)年4月1日から令和6年3月31日までの間に、通算1年以上勤務した経験(休職・育児休業等の期間を除く)を有し、必要とする職歴証明書を提出できる人
※3)選考C=川崎市立学校における臨時的任用職員・非常勤講師・一般任期付教員・期限付教員として勤務した経験がある人(※勤務内容により、必要な年数等が異なる)
※4:高等学校の希望者は、受験する教科の中学校教諭普通免許状及び高等学校教諭普通免許状が必要(社会の受験者の中で高等学校を希望する場合は「地理歴史」 及び「公民」の両方の高等学校教諭普通免許状が必要)で、高等学校教諭普通免許状だけでは受験できない。なお、出願する校種に応じて、複数の免許状を保有している方については、加点の対象となる。
冬期選考の試験内容は、1次試験では集団面接と小論文A、小論文B(2次試験扱い=1次試験合格者のみ採点対象)、2次試験では場面指導及び個人面接を実施する。なお、選考Aの受験者は1次試験が免除される。
出願受付は、インターネット(オンライン手続かわさき〈e-KAWASAKI〉)による電子申請での受付となり、受付期間は来年1月19日(日)までとなる。
試験日程は1次試験(選考B、Cのみ実施)が2月1日(土)、2次試験は2月9日(日)にいずれも川崎市内で実施(1次は川崎市教育会館〈川崎市中原区〉、2次は川崎市役所第3庁舎〈川崎市川崎区〉でそれぞれ実施)。結果の発表は1次が2月6日(木)、2次は2月中旬の予定となっており、2次試験の合格者は「令和7(2025)年度川崎市立学校教員採用候補者名簿」に登載し、原則として令和7(2025)年4月1日に採用となる。
なお、冬期試験と同時期に実施する川崎市の育児休業代替任期付教員採用候補者選考試験との併願(重複申込)も可能で、冬期試験で不合格となった者のうち成績が上位で、併願を希望する者は育児休業代替任期付教員採用候補者選考試験の合格者と同様に、令和8年度川崎市育児休業代替任期付教員採用候補者名簿に登載され、育児休業代替任期付教員又は臨時的任用教員として令和7年4月1日から令和10(2028)年3月31日まで、引き続いた3年間の任用を行うとともに、令和7(2025)年度実施川崎市立学校教員採用候補者選考試験の特別選考の対象者となる。
川崎市教育委員会・令和6(2024)年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験(秋期選考)受験案内(pdf)
https://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000172/172451/jyukennannnai.pdf
川崎市教育委員会・令和6年度教員採用候補者選考試験(冬期選考)の実施について
https://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000172451.html