宮崎県 令和8年度(令和7年=2025年実施)試験の実施要項を発表

宮崎県教育委員会は12月27日、令和8年度(令和7年=2025年実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の実施要項を発表した。
(今回の試験から実施する「大学3年生チャレンジ受験」についてはこちらを参照)。

宮崎県の試験日程については、前年度(令和7年度=2024年実施)試験で従来より1ヶ月前後日程を早めたが、令和8年度試験は基本的に前年度試験とほぼ同日程での実施となり、1次試験は6月15日(日)に行われる。1次試験の試験会場は宮崎県内(2会場)のほか、県外会場として東京(三州郷土館=東京都品川区)・大阪(大阪商工会議所=大阪市中央区)・福岡(中村学園大学=福岡市城南区)にも設置する。
(※県外会場ではリスニング試験を受験する者、「高校理科と中学理科」および「高校家庭と中学家庭」を併願する者、第二希望で中学技術を併願する者以外が受験可能)
2次試験は7月26日(土)から8月3日(日)までのうちの指定日(1日)に宮崎県内で行われる。
結果の発表は1次が7月7日(月)、2次は8月29日(金)の予定となっている。
また、特別選考の志願者については、5月21日(水)に書類選考の結果通知により、合格者は1次試験が免除されて2次試験から受験、不合格者は1次試験から受験する。

出願は、Webによる出願登録と郵送による願書提出の2段階申請で、一般選考・特別選考ともに2月11日(火)から開始となる。出願登録については、特別選考の場合は3月14日(金)正午まで、一般選考の場合は3月21日(金)正午までに登録を済ませ、配信された願書等の書類データを印刷の上、写真の貼付や志望理由や自己PR、自署の記入などを行った上で郵送(簡易書留)で提出する。
なお、郵送による願書の提出期間は、特別選考が4月1日(月)から4月11日(金)まで、一般選考が4月7日(月)から18日(金)までで、いずれも締め切りは当日消印有効となる。

出願期間(特別選考)Webによる出願登録期間:2月11日(火)〜3月14日(金)
郵送による願書提出期間:4月1日(火)〜4月11日(金)
出願期間(一般選考)Webによる出願登録期間:2月11日(火)〜3月21日(金)
郵送による願書提出期間:4月7日(月)〜4月18日(金)
特別選考受験者の書類選考結果通知5月21日(水)
1次試験6月15日(日)
1次結果発表7月7日(月)
2次試験7月26日(土)〜8月3日(日)
2次結果発表8月29日(金)

一般選考試験での採用予定者数は小学校190名(前年度172名)、中学校100名(同88名)、高校60名(同54名)、特別支援学校30名(同38名)、養護教諭10名(同16名)、栄養教諭若干名(同3名)で、総数では前年度の377名より13名増となる390名を見込んでいる。  
なお、特別選考試験での採用予定者数は「スポーツの分野に係る特別選考」が一般選考での採用予定者数の外数(人数未定)、その他の特別選考は一般選考での採用予定者数の内数に含まれる。

令和8年度試験での主な変更点は下記の通り。
①出願に係る電子申請のシステムが変更され、宮崎県電子申請システムの利用者登録が不要となり、県のホームページ内にある手続きページのリンクから各手続きにアクセスする(※新システムのURLは電子申請受付開始日となる2月11日に公開される)。

②今回の試験より「大学3年生チャレンジ受験」を実施する。受験内容は「教職教養」で1次試験と同日に実施し、合格者は令和9年度(令和8年度=2026年実施)試験の1次試験での教職教養が免除となる。
(「大学3年生チャレンジ受験」についてはこちらを参照)。

③併願受験について、新たに「第1希望:中学校家庭と第2希望:高校家庭」および「第1希望:高校家庭と第2希望:中学校家庭」、「第1希望:高校理科と第2希望:中学校理科」の組み合わせが可能となるほか、すべての受験区分・教科(養護教諭、栄養教諭を除く)で「中学校技術」を第2希望として併願することができるようになる。

④加点制度について、中学技術の免許所有者の加点を4点から「8点」に増やす。また、英語力を有することを示す項目(英検など)の加点の条件を引き下げ、新たに小学校受験者(小学校英語受験者を除く)で英検2級などのCEFR B1相当の英語力を有する者に「4点」を、中学英語の受験者(従来からの小学校英語受験者を含む)で英検準1級などのCEFR B2相当の英語力を有する者に「4点」を加点する。さらに、中学校英語、高校英語の受験者で英検1級などのCEFR C1相当以上の英語力を有する者の加点を4点から「8点」に増やす。

⑤特別選考試験について、新たに「宮崎大学教育学部(小中一貫教育コース小学校主免専攻)地域枠選考試験」と 「博士号取得者を対象とした特別選考試験」を実施する。
「宮崎大学教育学部(小中一貫教育コース小学校主免専攻)地域枠選考試験」は、宮崎大学教育学部小中一貫教育コース小学校主免専攻の「宮崎県教員希望枠」に所属している者を対象に「育成プログラム」を受講し、「宮崎県教員希望枠」で大学の推薦を受けた者が対象となる。また、「博士号取得者を対象とした特別選考試験」は、高校の「農業」「工業」「水産」を対象に実施し、志願する教科に関連する博士号を有する者が対象となる。なお、教員免許状(普通免許状)は不要だが、教員免許状を有さずに採用候補者として登録された場合には、宮崎県教育委員会が実施する特別免許状授与のための教育職員検定に合格し、特別免許状の授与を受ける必要がある。

宮崎県教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の実施について
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/ky-kyoshokuin/kense/saiyo-shikaku/20241003161920.html

宮崎県教育委員会・令和8年度(令和7年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験実施要項(pdf)
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/92591/92591_20241224103648-1.pdf