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今後の受験スケジュールまとめ

最新の『月刊教員養成セミナー』から、教員志望者の方々に役に立つ情報を抜粋してお伝えします。


パターン別受験スケジュール

 過去の記事でご紹介したように、2023年夏試験から、大学3年次受験を可能とする自治体が出てきました。その他にも、これまで実施していた大学推薦制度の対象者を大学3年生にして実施日を早める自治体があるなど、受験スケジュールがかなり多様化してきています。そこで、現状大学2・3年生のみなさんが、今後受験できるパターンをそれぞれご紹介していきます。
 貴重な受験のチャンスを逃さないためにも、しっかり理解していただきたい内容です。

パターン1

 現大学3年生にとっての最速受験はコレです。
 12月~3月の冬季に行う受験です。神奈川県と和歌山県は早いうちから実施を決定しており、図の通りのスケジュールで実施されます。その他、北海道、宮城、茨城、山口、北九州市でも実施が決定されています。神奈川と和歌山のように筆記試験がなく、人物試験のみで結果を出す自治体だけでなく、冬季受験で一部筆記試験のみを実施し残りを4年次に実施する自治体もあります。実施方法は自治体によりさまざまなので、受験を考えている自治体のHPを今すぐチェックしましょう。

【パターン2】

 これまで大学4年生が受けてきた試験を、3年生が一緒に受けるパターンです。現大学2年生が受けられる最初の試験となります。
 ただし、実施形式は自治体によりさまざま。2023年夏試験では、次の3つのパターンがありました。
 ①3年次に内定まで出す
 ②受験後3年次の学業成績を加味して内定を出す
 ③一部試験のみ3年次に実施し、残りを4年次に実施する
 2023年夏は8自治体のみの実施でしたが、2024年夏は実施自治体がもっと増える見込みです。

【パターン3】

 これまでの通常試験がコレ。パターン1・2でもし不合格となっても、大学4年次には再チャレンジができます。
 ただし、過去記事で解説したように、2024年夏試験より、試験日程が前倒しが予定されています(パターン2の場合も同様です)。特に、パターン1で大学3年次に冬季受験に挑む人は、受験後すぐに願書提出時期がやってくることとなります。スケジュール管理には要注意です。

【パターン4】

 大学生時のラストチャンスとなるであろう試験です。
 早い段階から神奈川県はこの秋季受験の実施を決定・公表しています。また、佐賀県も2022年度より秋季受験を実施しています。現大学3年生で神奈川県・佐賀県受験を考えている方は要チェックです。また、他にも秋季受験を実施する自治体が出てくるかもしれませんし、大学3年生を対象とする可能性もあります。パターン1と比べると少し先に思えるかもしれませんが、貴重なチャンスとなるかもしれません。秋季受験も頭の隅に置いておいてください。

受験パターンまとめ!

 現大学3年生・2年生が最大でどれだけ受験できるかまとめると、以下の通りとなります。

 これをきちんと理解し、うまく活用していけば、精神的にも余裕を持って受験にチャレンジできるはず。ただし自治体ごとに受験可能パターンや試験の内容は変わってきますので、情報収集がカギとなります。教採受かるnaviや「月刊教員養成セミナー」を通して最新情報をもちろんお届けしていきますが、受験者の皆さんも情報収集に努め、早め早めに対策を進めていきましょう!

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