和歌山県教育委員会は4月11日、ホームページにて令和7年度(令和6年=2024年実施)和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項等を掲載し、同日より出願受付を開始した。
和歌山県の1次試験(筆答試験)は6月15日(土)。2次試験は集団面接が8月8日(木)、小論文・実技が8月9日(金)、個人面接が8月20日(火)から23日(金)までの間の指定日にそれぞれ行われる。1次試験は前年度より実施日が1週早くなっているが、2次試験については前年度と同様の実施日程となっている。また、1次試験は県内2会場(和歌山市、みなべ町)にて実施。2次試験は和歌山市内の会場にて行われる。
結果の発表は1次が7月19日(金)、2次が9月17日(火)となる。
出願は電子申請による出願と、郵送による出願確認票および各種申請関係書類等の提出の2段階方式となり、電子申請による出願の受付は5月1日(水)17時30分まで、出願確認票及び各種申請関係書類等の提出期限は5月2日(木)当日の消印有効となっている。
今年度の募集予定人員は、小学校110名(前年度募集予定人員160名)、中学校58名(同77名)、中高共通15名(前年度28名)、高校50名(同46名)、特別支援学校32名(同34名)、養護教員11名(同6名)、栄養教諭2名(同1名)で、前年度と比べ小学校で50名、中学校で32名と大きく減らしたこともあり、合計では前年度の352名から74名減となる278名程度を見込んでいる。
今回の試験からの主な変更点は下記の通り
①中高共通「保健体育」で2次試験で実施する実技試験の種目を、水泳から球技に変更する(バスケットボール、バレーボールのいずれかを選択)。
②高校「看護」において、特別選考(社会人経験)を新設する。資格要件として、高校を卒業した人または文部科学大臣が高校卒業者と同等以上の資格を有すると認めた人で、看護師免許を有し、看護師として3年以上の実務経験を有する人で、教員免許状を有しない場合でも特別免許状の授与条件を満たす場合には受験可能。対象者は1次試験の「校種・教科専門」と「総合教養」が免除となり、1次試験では作文のみ実施する。
なお今回、11月2日(土)に実施する予定の「秋選考」の実施要項(概要版)および、令和7(2025)年3月1日(土)に実施予定の大学推薦特別選考(大学3年生対象)の実施要項もあわせて発表されている。
このうち「秋採用」については、「学校教育法上の正規採用の教諭(幼稚園を除く)で勤務実績が通算3年以上の人(ただし和歌山県内の公立学校に在職中の教員を除く)」または「出願時において和歌山県内の国公立学校の常勤講師として在職し、在職期間が通算5年以上の勤務実績がある人」が対象となり、「小学校」を募集する。
秋選考の詳細など実施要項は9月ごろに発表の予定となっている。
※大学推薦特別選考(大学3年生対象)については、こちらの記事を参照。
和歌山県教育委員会・令和7年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験 実施要項(PDF)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top_d/fil/R7_zissiyoukou.pdf
和歌山県教育委員会・令和7年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験(秋選考)実施要項(概要版)(PDF)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top_d/fil/R7_aki_gaiyou.pdf
和歌山県教育委員会・教員採用候補者選考試験
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top.html