和歌山県教育委員会は4月11日、令和8年度(令和7年=2025年実施)和歌山県公立学校教員採用候補者試験のうち、大学3年生等を対象にした「大学推薦特別選考」の実施要項を発表した。
対象となる校種は「小学校」で、和歌山県教育委員会が指定する大学に推薦を依頼し、推薦可能人数については、指定大学に通知する。
推薦要件としては、次の①〜⑦のすべての要件を満たした、大学が推薦する人としている。
①和歌山県の教員として勤務することを第一志望とし、令和8(2026)年4月1日より勤務可能な人(特別選考に合格した場合、和歌山県の教員となることを確約できる人)。
②教員志望の動機が明確で和歌山県が求める教員像にふさわしい資質と能力を有する人。
③取得単位科目の評価が「優(100点満点において80点以上)」「良(100点満点において70〜79点を指す)」「可(100点満点において60〜69点を指す)」のうち、「良」以上が8割以上でかつ 「優」以上が5割以上であること(評価が「合格」「認定」等、得点化できない科目は含めない)。
④在学中、教育に関する課外活動に積極的に取り組んだ人(教育ボランティア等)。
⑤出願時に当該大学に1年以上在籍し、令和8年3月31日までに卒業見込みの人
⑥志願する校種の教諭普通免許状を令和8年3月31日までに取得見込みの人
⑦地方公務員法第16条(欠格条項)及び学校教育法第9条に該当しない人
出願については「推薦書」「成績証明書」等の提出書類を大学側がとりまとめて郵送または持参で提出する。提出期間は令和7(2025)年1月10日(金)〜24日(金)までで、持参の場合は土日・祝日を除く午前8時30分から午後5時までの間に和歌山県教育庁教職員課へ、郵送の場合は1月24日の当日消印有効までに送付する。
試験については、令和7(2025)年3月1日(土)に和歌山県民文化会館(和歌山市)にて「個人面接」「適性検査」を行い、合格内定発表は3月14日(金)を予定している。
内定後は、受験者が在籍する大学が実施する合格後の研修プログラムを受講し、その後、選考結果通知時に指示された手続きを経て、令和8年度(2026年度)の和歌山県公立学校教員採用候補者名簿に登載されることになっている。
なお、2024年3月に行われた第1回目の大学3年生等を対象にした「大学推薦特別選考」では、5名の出願者・受験者に対し、5名全員が合格している。
和歌山県教育委員会・令和8年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験(大学推薦特別選考)実施要項(PDF)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top_d/fil/R8_daigakusuisen.pdf
和歌山県教育委員会・教員採用候補者選考試験
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top.html