宮崎県 令和7年度特別選考の追加試験を実施

宮崎県教育委員会は11月28日、令和7年度(令和6年度実施)宮崎県公立学校教員採用「特別選考追加試験」の実施要項を公表した。

特別選考追加試験の対象は、他県現職教員と元教員(宮崎県の元教員も含む)、障がいのある者、社会人(教員免許状保有者〈特別選考追加試験A〉および非保有者〈特別選考追加試験B〉)で、特に現職教員・元教員を対象とした試験では、これまでの教育実践をもとに宮崎県公立小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校においてミドルリーダーとして活躍できる人材を、社会人を対象とした試験では、民間企業等で得た経験や知識を学校教育に広めていくことができる採用候補者を選考するために実施するとしている。

主な出願資格は、昭和40(1965)年4月2日以降に出生した者で、令和7年度(令和6年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の一般選考または特別選考試験に同じ受験区分で出願しておらず、
・他県現職教員の場合には、宮崎県以外の公立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校のいずれかにおいて任期付き以外の正規採用の教諭として令和7年3月31日現在で2年以上(休職、育児休業等の期間を除く)の勤務経験のある者(同じ受験区分、教科等に限る)
・他県・本県元教員では公立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校のいずれかにおいて任期付き以外の正規採用の教諭として令和6年3月31日現在で2年以上(休職、育児休業等の期間を除く)の勤務経験のある者(同じ受験区分、教科等に限る)
・障がいのある者を対象とした特別選考では、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳を所持している者 
・社会人対象の特別選考追加試験A(教員免許を所有する社会人)では、民間企業(私立学校、学習塾、予備校等を除く)官公庁等(公立学校を除く)に正規職員として継続して5年以上(令和6年3月31日現在)の勤務経験を有する者で、その勤務経験により高等学校教諭等農業・工業・水産、特別支援学校教諭等知的他に関する知識や技能が優れていると認められ、教員の職務を行うのに 必要な熱意と識見をもっている者
・社会人対象の特別選考追加試験B(教員免許を持たない社会人)では、受験する教科によって必要な学歴を有し、希望する科目等に関する業務の実務経験を3〜5年以上有し、教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者 がそれぞれ対象となる。
(※各対象の出願資格の詳細については実施要項を参照のこと)

募集教科(科目)は、小学校(全教科、特別支援)、中学校(国語、理科、音楽、技術、家庭)、高等学校(農業〈栽培〉、工業〈機械、電気・電子〉、水産〈漁業、機関〉)と特別支援学校(音楽、美術)の各教科(※社会人を対象とした特別選考追加試験Aは高校と特別支援学校のみ。社会人を対象とした特別選考追加試験Bは高校のみ募集)で、採用予定人数は全区分で若干名としている。

出願受付期間は12月2日(月)から18日(水)までで、原則として簡易書留による郵送での提出(12月18日必着)となっているが、持参による提出も可(受付期間中の午前8時30分から午後5時15分まで。ただし土日祝日を除く)。
試験内容は、1次試験は書類選考となり、書類選考に合格した者は2次試験として、模擬授業と個人面接、また、小学校の受験者については外国語活動・外国語科で活用する簡単な英会話も実施する。
2次試験の会場は宮崎(宮崎県防災庁舎=宮崎市)と東京(三州郷土館=品川区)、大阪(大阪市立生野区民センター=大阪市生野区)、福岡(福岡市立中央市民センター=福岡市中央区)の4会場で、2025年1月11日(土)に実施する。
なお、1次試験の結果通知は12月27日(金)に、2次試験の結果通知は1月17日(金)に、それぞれ受験者に発送する予定となっている。

宮崎県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)宮崎県公立学校教員採用特別選考追加試験について
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/ky-kyoshokuin/kense/saiyo-shikaku/20241007134443.html

宮崎県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)宮崎県公立学校教員採用特別選考追加試験 実施要項(PDF)
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/92648/92648_20241122112806-1.pdf