福井県教育委員会は6月16日、令和8年度福井県公立学校教員採用選考試験の出願状況(教諭、養護教諭・栄養教諭)をホームページで公表した。
令和8年度採用分について、教諭への出願者数の合計は673名(第1希望561名と第2希望併願112名の合計)となり、前年度の755名(第1希望614名と第2希望併願141名の合計)からは82名減。平均倍率は2.69倍(第1希望倍率2.24倍)となり、前年度の平均倍率2.88倍からは0.19ポイント、第1希望倍率は前年度の2.34倍からは0.1ポイント、それぞれ低下した。
なお、教諭、養護教諭・栄養教諭を合わせた志願者総数は629名で、前年度の691名から62名減。志願者倍率は2.48倍となり、前年度の2.55倍からは0.07ポイント低下した。
また、「教育エキスパート特別選考(スポーツ教育分野【地域連携枠】」には1名が出願(※1)。今回の試験から実施する「嶺南採用枠」(※2)には33名が出願した。
※1「教育エキスパート特別選考(スポーツ教育分野【地域連携枠】)」=県立高校の保健体育の教員として従事する一方、専門の競技(今年度はフェンシング)で地域と高校をつなぐスポーツ指導(高校の部活動、ジュニアクラブ等での小・中学生の選手の発掘・育成・強化)にも従事する。試験は「適性検査」と「個人面接」のみ実施。
※2「嶺南採用枠」=福井県の嶺南地域(敦賀市、小浜市、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町)の教育振興を目的に小学校および中学校(中高共通)の各教科を対象に実施。嶺南採用枠で採用された場合には、原則として採用から10年以上、嶺南地域での勤務となる。
校種別の出願者数は小学校276名(第1希望215名、第2希望61名)、中高共通(中学技術を含む)312名(第1希望272名、第2希望40名)、高校23名(第1希望21名、第2希望2名)、特別支援学校42名(第1希望33名、第2希望9名)。教諭とは別枠となる養護教諭には60名(前年度63名)、栄養教諭には8名(前年度14名)が出願している。
また、校種別の志願者倍率は小学校2.11倍(第1希望倍率1.64倍)、中高共通(中学技術を含む)3.85倍(第1希望倍率3.36倍)、高校1.92倍(第1希望倍率1.75倍)、特別支援学校1.68倍(第1希望倍率1.32倍)、養護教諭20.00倍(前年度7.88倍)、栄養教諭8.00倍(前年度14.00倍)となっている。
また、大学3年生等が対象となる「チャレンジ第1次選考」の志願者総数は239名、前年度の192名から47名増となった。
「チャレンジ第1次選考」の校種別の出願者数は小学校162名(第1希望117名、第2希望45名)、中高共通(中学技術を含む)129名(第1希望93名、第2希望36名)、高校3名(第1希望2名、第2希望1名)、特別支援学校9名(第1希望6名、第2希望3名)、養護教諭20名、栄養教諭1名となっている。
福井県の教員採用試験は、1次試験(チャレンジ第1次選考を含む)が6月28日(土)29日(日)。2次試験は8月1日(金)〜8日(金)の間に行われる。
結果の発表は1次が7月22日(火)、2次は9月30日(火)ごろの予定となっている。
福井県教育委員会・令和8年度福井県公立学校教員採用選考試験 出願状況
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/gakushin/jouhou_d/fil/R8_shutsugan.pdf
福井県教育委員会・福井県公立学校教員採用選考試験情報
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/gakushin/jouhou.html