最新の『月刊 教員養成セミナー』から、教員志望者の方々に役に立つ情報を抜粋してお伝えします。
『教員養成セミナー』8月号では、今夏の面接試験で押さえておきたい4大教育テーマを紹介。そして、大学で長年教採受験者の指導を続けている濱本 一先生より教採面接合格の秘訣を伝授してもらうとともに、今夏の面接で問われるよりすぐりの20の質問と、その質問に対する「合格回答」を解説しています。
ICTへの理解と前向きな姿勢
GIGAスクール構想で、学校には児童生徒一人一台の端末が配備されました。学校現場では、その活用と工夫が求められていますが、地域差や学校差があるのが現状です。自治体側としては、ICTを適切に活用する力を備えた教員志望者を採用したいと考えるのは、当然のことでしょう。ICTは日々進化しているので、積極的に学び、活用していく姿勢を示すことも大切です。ICTの活用に当たっては、「教師の必要に応じた効果的な活用」と「子供たちの自由な日常的な活用」の両面を重視しましょう。
また、ICTの具体的な活用例も問われる可能性があります。教育実習などで実践したこと、見学した授業で「いいな」と思ったICT活用法や、受験する自治体が公表している実践例などを例に挙げるのもよいでしょう。教職経験者の場合、「ICTを活用した授業を行っていますか。どのような形で活用していますか」などと問われることが予想されます。ICTの活用場面が思いつかない場合は、文部科学省「教育の情報化に関する手引【追補版】」(2020年6月)を参考にするとよいでしょう。どのような場面で、どのように使うか、それによってどのような力の育成につながるかまで、具体例とともに示されています。なお、活用例を述べるときは、得られる教育的効果まで説明することを忘れないようにしてください。
「ICT」の面接質問例は『月刊 教員養成セミナー』2024年8月号でcheck✔
8月号の特集は、「ICT」をはじめ、今夏の面接試験で押さえておきたい4大教育テーマを紹介。そして、大学で長年教採受験者の指導を続けている濱本 一先生より教採面接合格の秘訣を伝授してもらうとともに、今夏の面接で問われるよりすぐりの20の質問と、その質問に対する「合格回答」を解説しています。ぜひ、お手にとって問題にチャレンジしてください。