神戸市教育委員会は12月27日、教員をめざす学生に対して受験機会を増やすとともに、教育実習等で多忙な大学4年生の負担軽減を図っていくため、2025年度試験(2024年実施)から、大学3年生を対象とした「大学3年生等早期チャレンジ選考」を実施することを公表した。
「大学3年生等早期チャレンジ選考」の対象者となるのは「①令和6(2024)年4月1日現在、大学3年生等(※)で令和7年度中に卒業予定であること」と「②必要な免許状を令和8(2026)年4月1日までに取得見込であること」で、2025年度神戸市立学校園教員採用選考試験で募集する全校種・教科で実施する。
※大学3年生等とは大学の他、大学院、短期大学、専門学校等の最終年次の1年前の年次をいう(いずれの学校にも所属していない科目等履修生は含まない)。
試験は、6月15日に「筆記試験(教職・一般教養及び専門試験)」、8月中旬以降に「集団面接試験」を実施し、合否の発表は9月以降に実施する。
合格者については合格した試験に応じて、第Ⅰ区分(筆記試験、集団面接試験の両方に合格)、第Ⅱ区分(筆記試験の教職・一般教養のみ合格)に分け、大学4年生で受験する次年度試験において、第Ⅰ区分の合格者は1次試験が免除され、第Ⅱ区分の合格者は1次の筆記試験「教職・一般教養」が免除となる。
「大学3年生等早期チャレンジ選考」に関する詳細等については、2024年4月以降に公表される実施要項で示される(2023年実施試験の実施要項は4月10日に公表)。
神戸市教育委員会・大学3年生等を対象とする教員採用選考試験の実施(記者発表資料)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/68567/hp3nenjuken.pdf