福岡県 大学等推薦特別選考の実施要項を公表

福岡県教育委員会は2月16日、令和7年度(令和6年=2024年実施)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の大学等推薦特別選考の実施要項を公表した。

推薦対象受験区分及び教科は小学校(一般・英語有資格者)と中学校(実施する全教科)、特別支援学校(実施する学部の全教科)で、今回より小学校(英語有資格者)が追加された。また、推薦人数についても今回より上限が撤廃されている。
(※中学校、特別支援学校で実施する教科については、3月公表予定の令和7年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項で示される)

推薦の対象となるのは、推薦対象となる試験区分・教科(科目)の教育職員免許状(普通免許状)の一種、二種または専修免許状取得の課程認定を受けている大学等(短期大学、大学、大学院、教職大学院)の学生で、福岡県公立学校教員(政令市〈福岡市・北九州市〉を除く)を第一志望とし、次の①から⑤までの全ての要件を満たす者とする。
①令和7(2025)年3月31日までに大学等を卒業(修了)見込みの者
②受験する試験区分・教科(科目)の普通免許状(特別支援学校教員については、試験区分・教科(科目)の普通免許状及び特別支援学校教諭普通免許状)を令和7年3月31日までに取得又は取得見込みの者
③昭和38(1963)年4月2日以降に出生した者(令和7年4月1日現在で61歳未満の者)
④地方公務員法第16条及び学校教育法第9条の欠格条項に該当しない者
⑤学業成績が優秀な者(※)のうち、公立学校教員としての適性があるとして大学等が推薦する者
※ 取得単位科目の評価が「優」「良」「可」のうち、「良」以上が8割以上でかつ「優」以上が5割以上であること(「優」「良」「可」の評価は、大学等において100点満点に換算し「優」が80点以上、「良」が70点以上80点未満、「可」60点以上70点未満)。なお、大学院及び教職大学院の区分から推薦する者については、大学院及び教職大学院での取得単位科目の成績評価とし、大学での成績評価は通算しない。
なお、小学校のうち英語有資格者で受験する場合には、上記の要件に加え、以下の1〜5の要件のいずれかを満たす必要がある。
1・中学校教諭(英語)または高等学校教諭(英語)の免許状を有する者(取得見込みは不可)。
2・実用英語技能検定2級以上の合格者(平成31(2019)年4月1日以降に合格したものに限る)
3・TOEIC 550点以上の取得者(平成31年4月1日以降に取得したスコアに限る)
4・TOEFL iBT 42点以上の取得者(令和4(2022)年4月1日以降に取得したスコアに限る)
5・上記1〜4と同等の資格を有する者の中で特に福岡県教育委員会が認める者(5については、具体的な申請内容に基づき、要件を満たすか個別に判断する)

推薦書等の提出書類については、大学等でとりまとめて、福岡県教育庁教育総務部教職員課 市町村立学校係へ郵送(特定記録郵便)で提出する。一方、被推薦者(受験者)は提出書類とは別に被推薦者自身で電子申請等による出願が必要となる(電子申請による出願のない場合には、出願を受付することができない)。提出期間は4月1日(月)から4月30日(火・当日消印有効)まで(※手続き等の詳細は実施要項を参照)。

選考については、推薦書の内容を審査のうえ、5月17日(金)までに大学等に通知する。
特別選考の対象者は1次試験が免除され、2次試験のみの受験となる(小学校・英語有資格者での受験者は2次試験で実施する「英会話実技」も免除となる)。なお、特別選考の対象にならなかった者については、一般選考の出願者として受け付ける。

福岡県教育委員会・令和7年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における大学等推薦特別選考の実施について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/daigakutousuisen02.html

福岡県教育委員会・令和7年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験 大学等推薦特別選考実施要項(pdf)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/711049_61981684_misc.pdf

福岡県教育委員会・令和7年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における前年度からの主な変更点について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/saiyousiken50.html