奈良県 出願状況を発表。平均倍率は4.4倍、3年次選考には104名が出願

奈良県教育委員会は5月30日、令和8年度奈良県・大和高田市 公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況を発表した。

今年度の試験(令和8年度採用分)では、全体で約383名程度の採用予定者数に対し、出願者は1,689名(前年度1,818名)で、倍率は4.4倍(前年度の採用予定者数は367名で5.0倍)となった。前年度より出願者数で129名、倍率は0.6ポイント低下した。

校種別の出願者は、小学校586名(前年度581名)、中学校420名(前年度461名)、高校386名(前年度438名)、特別支援学校111名(前年度137名)、養護教諭135名(前年度145名)、栄養教諭22名(前年度28名)、実習助手29名(前年度28名)で、5名増の小学校と1名増の実習助手以外の校種は前年度より減少となった。
一方、出願者倍率(出願者数/採用予定者数)は、小学3.8倍(前年度4.0倍)、中学校4.8倍(前年度5.4倍)、高校4.8倍(前年度5.6倍)、特別支援学校2.8倍(前年度3.4倍)、養護教諭11.3倍(前年度12.1倍)、栄養教諭5.5倍(前年度7.0倍)、実習助手9.7倍(前年度9.3倍)となっている。

また、前回の試験から実施している「3年次選考」(令和9年度採用分=小学校と特別支援学校対象)には前年度の82名から22名増となる104名が出願した。校種別では小学校97名(前年度81名)、特別支援学校7名(前年度1名)となっている。

奈良県の教員採用試験(3年次選考を含む)は、1次試験(※1)が6月14日(土=筆記試験)15日(日=実技試験)、2次試験は集団面接(討議)が7月19日(土)20日(日)、個人面接が8月7日(木)から15日(金)までの指定日に行われる。結果の発表は1次が7月9日(水)、2次が9月5日(金)に行われる(※2)。
※1:1次試験にて社会人選考での志願者は教職教養の代わりに、大学院選考での志願者は筆記試験の代わりに、それぞれ個人面接を実施(6月14日または15日の指定日)。また、昨年(2024年)実施した3年次選考での2次試験合格者は、最終面接を6月14日または15日の指定日に実施し、最終面接の合格者は令和8年度の教員採用候補者名簿に登載される(最終面接不合格の場合は、令和8年度〈2025年実施〉試験の2次試験が受験可能)。
※2:3年次選考の受験者で2次試験に合格した者は、大学4年次に「最終面接」を実施し、合格者は令和9年度の教員採用候補者名簿に登載される。なお、3年次選考での2次試験不合格者は翌年(2026年)実施される令和9年度試験の1次試験が免除となり、2次試験から受験可能となる。

奈良県教育委員会・令和8年度奈良県・大和高田市・県立大附属高 公立学校教員採用候補者選考試験 出願状況(校種別状況、年齢別状況・pdf)
https://www.pref.nara.jp/secure/323282/R8shutugan1.pdf

奈良県教育委員会・令和8年度奈良県・大和高田市・県立大附属高 公立学校教員採用候補者選考試験 出願状況(教科〈科目〉別状況・pdf)
https://www.pref.nara.jp/secure/323282/R8shutugan2.pdf