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教育史人物(NO.6) ルソー

教採試験の教育史&教育心理でよく出題される重要人物。
なかなか覚えられないという受験生のみなさま!!人物イラスト&キーワードをセットで覚えておけば、試験で対応できる問題も多いです。見て・読んで覚えて完璧にマスターしちゃいましょう!


(注)イラスト中の【小説の冒頭】の「小説」は『エミール』を指します。

重要ポイント!

●近代教育思想の始祖。

●自らの教育観を著した教育小説『エミール』では、主に次の2つを提唱。 

  • 子供が本来もっている内的な「自然」を尊重しながら能力を伸ばしていく消極教育(自然教育)
  • 子供を「小さな大人」としてではなく、子供本来の姿として捉えること。(そのため、ルソーは「子供の発見者」と呼ばれる。)    

カントペスタロッチら多くの人々に影響を与え、20世紀の新教育運動の思想的支柱となった。

【主な著書】『エミール』『社会契約論』 など。


覚えておきたい+用語

啓蒙主義時代の教育
啓蒙主義とは、18世紀のヨーロッパで起こった、中世以来の伝統や思想を打破し、人間の理性に基づいて社会を合理的に捉えようとする思想。教育においても、子供の人間性を基本とする改革が目指された。(それまでは「子供」という概念がなく、子供は「小さな大人」として扱われていた。)