島根県 令和7年度(令和6年=2024年実施)試験のアウトラインを公表

島根県教育委員会は12月26日、令和7年度(令和6年=2024年実施)島根県公立学校教員採用試験のアウトラインを公表した。
令和7年度試験の試験日程については、最終の合格発表が9月中に行われる以外は、前年度(令和6年度)試験と大きな変更はなく、一般選考試験の1次試験は7月6日(土)、2次試験は8月17日(土)〜28日(日)。また、新型コロナウイルス感染や災害等でやむを得ない事情により受験できなかった者を対象とした2次試験の追試験を9月8日(日)に実施する。現職教員、過去正規教員を対象とした特別選考試験は大型連休期間中の5月4日(土)に実施する。
合格発表は特別選考試験が5月17日(木)、一般選考試験については1次が7月24日(水)、最終(2次)の合格発表は9月27日(金)にそれぞれ行われる。
なお、募集人数はおおむね前年度(募集人数:317名)並みの人数を予定している。

令和7年度試験での主な変更点は下記の通り
①前年度試験より実施された特別枠「島根創生特別枠」の募集区分について、小学校、特別支援学校(小学部)に加えて「中学校(全教科)」を追加する。「中学校」の追加に伴い、2次試験の試験内容については面接試験に加えて、実技試験も実施する(中学校の一部の教科のみ)。

②中学校「社会人を対象とした選考(特別免許状による採用)」を新設する。対象となる教科は「英語」「美術」「技術」「家庭」で、中学校教諭普通免許状を有しない者で、出願する教科に関する社会的実務経験を概ね3年以上有する者(学士若しくは短期大学士の学位取得者)が対象となる。

③前年度試験より実施された併願制度について、新たに高等学校および特別支援学校教諭(中・高等部)を第1志望で受験する場合に、下記の組み合わせにおいて第2志望となる校種・教科の普通免許状を保有している場合には、併願を可能とする。
・第1志望:高等学校教諭 → 第2志望:小学校教諭、または特別支援学校教諭(中・高等部)
・第1志望:特別支援学校教諭(中・高等部) → 第2志望:特別支援学校教諭(小学部)

④1次試験(筆記試験)における県外会場について、東京、大阪の両会場に加えて、「福岡会場」を新設する。

⑤受験上の特例措置や特別選考試験の対象としての正規採用(任期付採用を除く)教員に「私立学校の正規採用教員」を追加する(国公私立学校の正規採用〈任期付採用を除く〉教員とする)。

⑥受験上の特例措置として、高等学校、養護教諭、栄養教諭の志願者で島根県外の国公私立学校に正規採用(任期付採用を除く)の教員として令和7(2025)年3月末時点で1年以上(休職、育児休業等の期間を除く)勤務している者(現職教員)については、1次試験の得点に加点する。

⑦特別選考試験に関する変更
出願資格(対象者)に、私立学校の正規採用教員を追加する。また、正規教員経験者(過去正規教員)の対象者について、島根県内外の国公私立学校で正規採用(任期付採用を除く)の教員として、直近6年以内で3年以上(休職、育児休業等の期間を除く)としていたのを、過去10年以内に通算3年以上(休職、育児休業等の期間を除く)勤務していた者に変更する。
また、対象区分(募集教科)については前年度の「小学校」「中学校(全教科)」「高等学校(農業・工業・水産・情報)」と「特別支援学校(小学部)」に加えて、今年度試験では高校の「商業」を追加、特別支援学校については全学部の募集とする。
なお、特別選考試験の出願方法は、これまで郵送としていたが、一般選考試験と同様に専用のホームページで事前登録を行った上で、専用の出願フォームから受け付ける形式に変更する。

令和6年度試験の募集要項については、特別選考は3月1日(金)、一般選考については4月5日(金)に発表予定で、変更点についての詳細は各要項にて示すとしている。

【12/28更新】島根県教育委員会は、12月27日(月)に開催した「島根県公立学校教員募集セミナー」の中で説明した、島根県公立学校教員採用試験のアウトライン(概要)の動画を島根県の公式YouTubeチャンネル「しまねっこCH」にて公開を開始した。
https://youtu.be/tFPhEldsaOU?si=gLTqf4t93ltWm6Z2

島根県教育委員会・令和7年度島根県公立学校教員採用試験のアウトライン(PDF)
https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/syokuin/saiyou/saiyou_info_tchr/index.data/R7_saiyo_outline.pdf