広島県・広島市 令和7年度(令和6年=2023年実施)採用試験の実施要項等を発表

広島県教育委員会と広島市教育委員会は4月5日、令和7年度(令和6年=2024年実施)広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項等を発表した。

広島県・広島市の1次試験は7月13日(土)に一般選考(大学3年生等チャレンジ受験を含む)、障害のある者を対象とした特別選考、グローバル人材を対象とした特別選考【外国人留学生等】、大学等推薦特別選考が、14日(日)には社会人を対象とした特別選考、臨時的任用等教職経験者を対象とした特別選考がそれぞれ行われる。1次の合格発表は8月2日(金)。
2次試験は8月17日(金)〜19日(日)に。また、現職教員を対象とした特別選考とグローバル人材【教職経験者(英語)】を対象とした特別選考は8月24日(土)に実施され、最終の合格発表は9月26日(木)となる。

出願は原則として電子申請でおこなうが、電子申請では入力欄が不足する場合ややむを得ない理由で電子申請による出願ができない場合に限り、広島県教育委員会(教職員課)への持参または郵送での出願を認める。また、特別選考や加点申請等で提出の必要な書類がある場合には、出願期間中に別途持参または郵送での提出が必要となる。
受付期間は4月8日(月)〜5月8日(水)までで、最終日(5月8日)電子申請と持参の場合は17:00まで、郵送の場合は当日の消印有効となる。

今年度の採用見込人員は、広島県が小学校330名(前年度採用見込人員290名)、中学校155名(同160名)、高校160名(同150名)、特別支援学校85名(同100名)、養護教諭25名(同25名)、栄養教諭若干名(同若干名)で、合計では755名(同725名)。広島市が小学校130名(前年度採用見込人員120名)、中学校60名(同60名)、高校25名(同14名)、特別支援学校13名(同15名)、養護教諭6名(同6名)、栄養教諭若干名(同若干名)で合計では234名(同215名)となっており、総数で広島県は前年度よりも30名増、広島市も前年度19名の増となっている。

今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①「大学3年生等チャレンジ受験」を新設し、大学3年次等(=短期大学、大学及び大学院の最終年次の1年前の年次に在籍している者。科目等履修生は含まない)からの受験を可能とする。大学3年次で1次試験(筆記試験=教職、専門)を受験し、合格した場合には大学4年次に受験する試験では1次試験が免除され、2次試験(個人面接・模擬試験等)から受験する。
なお、小学校、中学校及び特別支援学校の受験者で特別支援学校教諭の普通免許状所有者(令和8〈2025〉年3月31日までに取得見込みの者を含む)および小学校、中学校・高校の外国語(英語)を受験する者で所定の英語資格の保有者に対しては、1次試験の筆記試験の得点に加点する(加点の併用も可)。

②社会人を対象とした特別選考の対象に「高校農業」を追加する(ほかに高校「工業」「看護」で実施)。

なお、今年度の試験では、広島県で高校と特別支援学校高等部の「看護」、広島市で高校の「国語」「地理歴史(日本史)」「公民(政治・経済)」「美術」「書道」「家庭」「情報」、特別支援学校中学部の「社会」を新たに募集する。また広島市の高校理科については「生物」に加えて「物理」「化学」も募集対象に加える。
一方、広島県で前年度募集のあった高校と特別支援学校高等部の「福祉」、広島市で前年度募集のあった高校「地理歴史(世界史)」と特別支援学校中学部の「国語」、特別支援学校高等部の「福祉」「工業(建築)」については今年度の試験では募集を行わない。
また、今年度の試験で選考を行う校種・教科(科目)のうち「大学3年生等チャレンジ受験」では、高校の「情報」「看護」と工業のうち「建築」と「土木」、特別支援学校高等部の「理療」と工業の「建築」、栄養教諭は募集対象外となる。

広島県教育委員会・教員を志望する方へ~教員採用総合案内~
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/

広島県教育委員会・令和7年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験について【実施要項・出願要領等】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/r07saiyou.html

広島市教育委員会・令和7年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験変更点(PDF)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/236028.pdf