福島県 令和8年度試験(令和7年=2025年実施)第一次案内を発表

福島県教育委員会は2月28日、令和8年度(令和7年=2025年実施)福島県公立学校教員採用候補者選考試験の第一次案内を公表した。
また、2025年度版の福島県公立学校教員採用案内パンフレット等もホームページに公開した。

福島県の試験日程は、1次試験が7月12日(土)13日(日)、2次試験が9月7日(土)8日(日)にそれぞ実施する。また、実施要項の発表は4月下旬(前年度試験では4月19日)の予定となっている。

令和8年度試験(2025年実施)での変更点は下記の通り。
①出願に係る電子申請の導入
福島県公立学校教員採用候補者選考試験の出願手続きを、福島県の「行政手続オンライン申請サービス」を利用した電子申請で行う(※志願書や職歴等の必要書類は郵送で提出)。
パソコンやスマートフォンから入力した内容が志願書に反映されるため、志願書作成、出願が従来より簡単にできるようになる。

②大学推薦特別選考における併願の導入
・中学校と高等学校の併願:中学校または高等学校の「国語」「数学」「英語」の志願者は、同一教科について受験する場合に限り、第二志望としてそれぞれ高等学校または中学校の「国語」「数学」「英語」を併願することができる。
・中学校における小学校との併願:中学校の志願者で、小学校教諭普通免許状を取得(令和8年3月31日までに取得見込みの者を含む)している場合、小学校を第2志望とすることができる。
・教科「情報」との併願:高校及び特別支援学校高等部の志願者で、「情報」の普通免許状を取得(令和8年3月31日までに取得見込みの者を含む)している場合、教科「情報」を第2志望とすることができる。

③高校における特別選考Ⅲ(スポーツ・芸術等特別選考)の募集分野(種目)の追加
高校において、必要とされるスポーツ・芸術等の分野(種目)に関する優れた実績がある方を対象に実施する特別選考Ⅲ(スポーツ・芸術等特別選考)の令和8年度の募集分野(種目)として「スポーツ分野:カヌー」を追加する(※保健体育科の教諭として採用)。
受験資格(スポーツ分野)は国際規模の大会(オリンピック、世界選手権、アジア選手権大会及びこれらに準じる国際大会)に出場した者または全国規模の大会(国民スポーツ大会、全日本選手権大会及びこれに準じる全国大会)でベスト8以上の成績を収めた者またははこれらの者を指導育成した実績(経験)を有する者で、募集人数は若干名。なお、芸術分野では「演劇」も募集予定としている。

④加点制度の拡大(加点点数の上乗せ)
・英語検定等に係る加点:小学校、特別支援学校小学部、中学校の中小併願の志願者で、実用英語技能検定2級以上等の資格(※)を取得している場合、教科試験においての加点を2点から「6点」とする。
(※令和7年度の募集要項では「実用英語技能検定2級以上」「TOEFL iBT 42点以上」「TOEIC L&Rのスコア(1倍)とTOEIC S&Wのスコア(2.5倍)を合算したスコアが1150以上」のいずれか1つ以上を出願時に取得している場合に加点対象となる)
・司書教諭資格に係る加点:小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の志願者で「司書教諭」の資格を有する場合の、教科試験においての加点を2点から「6点」とする。

なお、詳細については、4月下旬頃公表予定(前年度試験では4月19日)の実施要項に記載される。

福島県教育委員会・令和8年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験第一次案内(PDF)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/674722.pdf

福島県教育委員会・福島県公立学校教員採用案内について
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/tokubetsushien39.html

福島県教育委員会・教員採用情報
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/list602-1871.html