千葉県教育委員会と千葉市教育委員会は3月10日、令和８年度（令和７年度＝2025年実施）の千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考の概要として、試験日程や主な変更点等を公表した。
千葉県・千葉市の１次試験は7月6日（日）実施で、千葉県内では昨年度に続き幕張メッセ（千葉市美浜区）等で実施する他、県外会場として盛岡、名古屋、関西（いずれも会場は未発表）でも実施する。
２次試験は小学校以外の校種は8月16日（土）〜18日（月）の間の指定日（１日）、小学校と特別臨時的任用講師特例選考は8月22日（金）〜24日（日）の間の指定日（１日）となる。
なお、実施要項は3月14日（金）17時ごろより千葉県教育委員会のホームページからダウンロード可能となるほか、出願期間は4月1日（月）から5月12日（金）までとなる。
今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①「幼稚園教諭特別選考」の新設
小学校受験資格として、幼稚園教諭普通免許取得（取得見込みを含む）でも受験可能とする。なお、小学校免許を所持していない合格者は、最大３年間の採用延期期間を付与し、その間に小学校普通免許を取得できれば、その翌年度から採用する。
②大学推薦特別選考の受験内容変更
１次試験で実施していた「小論文」を廃止し「集団面接」のみとする。
③小学校併願の要件拡充
中学校教諭普通免許（数学・理科・保健体育）のみでも小学校併願を可能とする。なお、小学校で採用となった場合には、「専科教員」として配置する。
④講師等特例選考の受験内容変更と統合
講師等特例選考Ｂについて、１次選考を免除とし、併せて現行の小学校特例選考と統合する。
⑤社会人特別選考の要件変更
民間企業等実務経験年数要件を５年から「３年」へ引き下げる。
⑥周年化受験区分の拡充
他県等現職特例選考を追加し、受験内容は２次試験の「個別面接」のみとする。
⑦ちば夢チャレンジ特別選考の要件拡充
令和９年度（令和８年＝2026年実施）の千葉県・千葉市の教員採用候補者選考を一般受験する場合、大学３年次等の学生に限らず、すべての方が受験可能とする。
その他
⑧教職インターンシップ優遇措置の拡大
他県等における「ちば！教職たまごプロジェクト」と同様の教職インターンシップ修了者も加点対象とする。
⑨問題作成及び運営に関する改善
仮設トイレの設置、時程の変更、試験問題に係る諸対応の見直しなど、受験者の視点に立った受験環境の改善を図る。
千葉県教育委員会：令和８年度（７年度実施）千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考の変更点について
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/press/2024/saiyousenkou-annai.html
千葉県教育委員会：令和８年度（同７年度実施）公立学校教員採用候補者選考について（報道発表資料・PDF）
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/press/2024/documents/r8hennkoutenhoudou.pdf
