今夏の面接で問われる4大面接テーマ①「令和の日本型学校教育」

最新の『月刊 教員養成セミナー』から、教員志望者の方々に役に立つ情報を抜粋してお伝えします。


『教員養成セミナー』8月号では、今夏の面接試験で押さえておきたい4大教育テーマを紹介。そして、大学で長年教採受験者の指導を続けている濱本 一先生より教採面接合格の秘訣を伝授してもらうとともに、今夏の面接で問われるよりすぐりの20の質問と、その質問に対する「合格回答」を解説しています。

「個別最適な学び」と「協働的な学び」

「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」(以下、令和答申)は、予測が困難で変化の激しい時代に対応した学校教育の姿を示したものです。筆記試験でも頻出のテーマです。「令和の日本型学校教育」の目指すべき姿は、全ての子供たちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現です。「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善につなげることが必要であるとされています。「個別最適な学び」「協働的な学び」「主体的・対話的で深い学び」は、言葉の定義を覚えるだけでなく、教師となった自分がどう実践するかを具体的に答えられるようにしておきましょう。

令和の時代に求められる教師の資質・能力

上記に加えて、「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について~『新たな教師の学びの姿』の実現と、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成~」(答申)では、「令和の日本型学校教育」を担う教師のあるべき姿が示されています。「令和答申」の教師版といえるものです。その中で特に重要な3つのポイントを確認しておきましょう。

子供たちの学びとともに、教師自身が学び続けることが求められています。「新たな教師の学びの姿」として、自立的に学ぶ「主体的な姿勢」、「継続的な学び」、教師自身も個性に応じた「個別最適な学び」、他者との「協働的な学び」が求められています。面接では、理論と実践を繰り返して、成長する教師を目指すことをアピールしましょう。


「令和の日本型学校教育」の面接質問例は『月刊 教員養成セミナー』2024年8月号でcheck✔

8月号の特集は、「令和の日本型学校教育」をはじめ、今夏の面接試験で押さえておきたい4大教育テーマを紹介。そして、大学で長年教採受験者の指導を続けている濱本 一先生より教採面接合格の秘訣を伝授してもらうとともに、今夏の面接で問われるよりすぐりの20の質問と、その質問に対する「合格回答」を解説しています。ぜひ、お手にとって問題にチャレンジしてください。