富山県教育委員会は4月24日、令和7年度(令和6年=2024年実施)富山県公立学校教員採用選考検査の実施要項をホームページで公表し、同日より出願の受付を開始した。
富山県の1次試験(大学3年出願者を含む)は7月13日(土)および14日(日)、2次試験は8月17日(土)および18日(日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が8月上旬(前年度試験では8月4日)、2次が9月下旬(前年度試験では9月25日)の予定。
出願の受付は「富山県電子申請サービス」による電子申請となり、受付期間は6月7日(金)午後7時までとなる。
なお、前年度(令和6年度)の1次試験を大学3年次に受検して合格し、今回の試験を2次試験から受検(令和6年度試験と同一種目〈小学校〉に限る)する者についても、改めて出願をする必要がある。
また、実施要項の印刷物での交付は、5月上旬より富山県庁、県内各教育事務所、県内各市町村教育委員会、富山県首都圏本部・大阪事務所・名古屋事務所、富山くらし・しごと支援センター(有楽町オフィス、大手町オフィス)、岐阜県飛騨市役所で交付する。
今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①前年度試験から一般選考の「小学校」を対象に実施した、大学3年次での第1次検査(1次試験=教養Ⅰ〈教職・一般教養〉、専門教養、集団面接)の受検を、一般選考の全種目に拡大する。1次試験合格者は、翌年(大学4年次)の採用選考検査では第2次検査(2次試験=教養Ⅱ〈記述・論述問題〉、適性検査、個人面接)から受検する。
②「特別支援学校」受検者における専門教科筆答検査の内容について、教科に関する問題を廃止し、特別支援教育に関する共通問題のみとする。
③特別選考「教職経験」の対象者として「令和6(2024)年3月31日まで継続して3年以上の勤務経験がある本県以外の自治体の教職経験者で、かつ、令和6年4月1日から令和6年5月31日までの間に、富山県公立学校において、臨時的任用の講師又は非常勤講師等教職員として勤務した者もしくは勤務をしている者」を新たに追加する。
④特別選考「大学推薦」枠の拡充
1.中学校・高等学校の「工業」「情報」において、修士学位取得(取得見込)者向けの推薦対象校として、富山大学、富山県立大学に加え、新たに金沢大学、金沢工業大学を追加する。推薦人数は各教科2名以内とする。
2.本県と就職協定を締結している大学の増加に伴い、指定大学枠を拡大。
募集種目は小学校、中学校・高等学校(対象教科=国語、理科、家庭、農業、工業、水産、技術、情報、福祉)、特別支援学校で、就職協定締結大学に係る推薦人数は各大学1名とする
⑤Web出願において「志願理由書」を申請フォームで受け付けるなど、より簡便な出願方式とするほか、出願者の利便性を高める出願マニュアルを準備する。
※①〜④までの変更点についての詳細はこちらの記事を参照。
なお、令和7年度試験での名簿登載予定者数については、決まり次第、富山県教育委員会のホームページに掲載する。
富山県教育委員会・令和7年度富山県公立学校教員採用選考検査実施要項
https://www.pref.toyama.jp/kyouinsaiyou/senkoukensa/r7/20240424youkou.html
富山県教育委員会・令和7年度富山県公立学校教員採用選考検査実施要項(PDF)
https://www.pref.toyama.jp/documents/40421/jisshiyoukou.pdf
富山県教育委員会・富山県教員採用案内
https://www.pref.toyama.jp/kyouinsaiyou/index.html