高知県 応募状況を発表。平均倍率は5.9倍に

高知県教育委員会は5月22日、「令和7年度(令和6年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況等について」として、今年度採用試験の応募状況を発表した。
令和7年度試験では、一般選考(採用予定者数250名程度)と障害者特別選考(採用予定者数4名程度)を合わせた志願者総数は1,472名(一般選考1,469名、障害者特別選考3名)となり、前年度の1,944名(一般選考1,941名、障害者特別選考3名)より472名の減少となった。
また、一般選考分における倍率は5.9倍となり、前年度(採用予定者数255名程度)の7.6倍から1.7ポイント低下となった。

受験区分別の応募者数(一般選考)では小・中学校が前年度の1,523名より403名減となる1,120名、県立学校が前年度の418名より69名減となる349名となり、一般選考分における倍率は小・中学校合計で5.9倍(前年度7.9倍)、県立学校合計で5.8倍(前年度6.9倍)となっている。障害者特別選考には3名(前年度3名)の応募者があった。

また、会場別の受験者数では高知会場で前年度の990名より90名減となる900名、関西会場では前年度の954名から382名減の572名となったが、関西会場については今年度試験より中学校の保健体育と小・中学校の養護教諭の実施を取りやめていることも要因の一つとしている。

高知県教育委員会では応募状況について、一定数の受審者は確保できているとしつつ、受審者の減少には危機感を持っており、引き続き、より受審しやすい審査制度への見直しや、働き方改革の推進、教員の魅力発信に取り組んでいくとしている。

高知県の教員採用試験は1次試験が6月1日(土)、2次試験は校種ごとに7月27日(土)28日(日)と8月16日(金)〜18日(日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が6月28日(金)、2次は9月20日(金)、10月25日(金)、来年の1月17日(金)の3回に分けて行われる。

高知県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況等について(概要)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2020052100105/file_contents/file_20245201184545_1.pdf

高知県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査 応募状況(一覧)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2020052100105/file_contents/file_20245201184623_1.pdf