鹿児島県 令和8年度(令和7年=2025年実施)採用試験の実施要項を発表

鹿児島県教育委員会は12月27日、令和8年度(令和7年=2025年実施)鹿児島県公立学校教員採用選考試験と鹿児島県立学校実習助手・寄宿舎指導員採用選考試験の実施要項を発表した。
(大学3年生等が受験可能な「教職教養チャレンジ試験」についてはこちらを参照)。

鹿児島県の1次試験は6月15日(日)、2次試験は8月1日(金)〜8月13日(水)までの間の指定日に行われる。
1次試験のうち「小学校」と「特別支援学校(小学部)」については、鹿児島県内のほか東京会場(オフィス東京=東京都中央区)と大阪会場(会場は後日発表)でも実施する。
合格発表は1次が7月11日(金)、2次が9月5日(金)を予定している。

出願の受付は「鹿児島県電子申請共同運営システム(e〈いー〉申請)」による電子申請(出願登録)と出願書類の郵送による2段階申請に変更となり、受付期間は4月1日(火)から、出願登録は4月25日(金)17時まで、出願書類の郵送は4月30日(水)消印有効までとなる。
なお、電子申請の方法や必要書類の様式については、3月上旬までに鹿児島県教育委員会のホームページに掲載される。

今回の試験での採用予定校種および採用予定者数については、3月下旬に鹿児島県教育委員会のホームページに掲載される。
なお、教員採用試験と同時に実施する高等学校船舶職員試験の実施要項は、後日鹿児島県教育委員会のホームページに掲載される。また、図書館担当職員採用選考試験の実施については未定としている。

今回の試験からの主な変更点は以下の通り。

①出願時に短期大学に在籍し、大学への編入学を希望している志願者が、鹿児島県の教員採用試験に合格した場合、「大学編入学特例名簿」に登録し、卒業予定年月まで採用を最大3年間猶予する。
申請要件は卒業予定年月日までに大学を卒業し、あわせて合格した校種・教科の一種免許状を取得することで、要件を満たさない場合は「大学編入学特例名簿」から削除される。
申請方法は「大学編入学の特例申請書」をダウンロードし、出願書類に同封する。なお、大学編入学希望者は、大学に合格した時点で合格通知書の写しを提出する必要がある。

②社会人特別選考の対象に、高校の「福祉」を追加する。対象となるのは「医療的ケア教員講習会修了者等であって、かつ、医師、保健師、助産師または看護師の資格を取得したのち5年以上の実務経験を有する者」で、対象者は1次試験の「教職教養」が免除となる。

③前年度試験から実施した「教職教養チャレンジ試験」の対象を、小学校志望者に加えて、中学校および特別支援学校の志望者にも拡大する。
(「教職教養チャレンジ試験」についてはこちらを参照)。

④2次試験の配点のうち、これまで150点だった実技試験の得点を、中学校の音楽・美術・保健体育、高校の芸術・保健体育は「100点」に、特別支援学校中学部の音楽・美術・保健体育と特別支援学校高等部の芸術・保健体育は「50点」に変更する。また1次教科専門の得点を、特別支援学校中学部の音楽・美術・保健体育と特別支援学校高等部の芸術・保健体育はこれまでの100点から「150点」に、中学校、高校、特別支援学校の英語と家庭はこれまでの200点から「150点」に変更する。これにより変更の対象となった教科では、2次試験の総点がこれまでの650点から「600点」に変更となり、中学校、高校、特別支援学校の全教科で総合点が実技試験を実施しない教科と同じ「600点」に統一される

鹿児島県教育委員会・令和8年度鹿児島県公立学校教員採用選考試験 実施要項(PDF)
https://www.pref.kagoshima.jp/ba03/kyoiku/saiyo/documents/117935_20241227143121-1.pdf

鹿児島県教育委員会・令和8年度鹿児島県立学校実習助手・寄宿舎指導員採用選考試験 実施要項(PDF)
https://www.pref.kagoshima.jp/ba03/kyoiku/saiyo/documents/117935_20241227143638-1.pdf

鹿児島県教育委員会・令和8年度鹿児島県公立学校教員等採用選考試験
https://www.pref.kagoshima.jp/ba03/kyoiku/saiyo/r8saiyouyoukou.html