熊本市教育委員会は1月24日、ホームページで「令和8年度(2026年度)熊本市立学校教員採用選考試験の主な変更点及び日程について」として、令和8年度(2026年度=2025年実施)採用試験の試験日程および主な変更点等を公表した。
熊本市の1次試験は6月15日(日)に行われる。また、2次試験は7月下旬から8月上旬に実施予定(※前年度〈令和7年度〉試験では7月28日〜8月10日に実施)としており、基本的に前年度試験と同様の日程で実施となる。
実施要項については4月中旬よりホームページに掲載する(※前年度試験では4月15日に実施要項を発表)。
今回の試験での主な変更点は下記の通り。
①「大学3年生チャレンジ選考試験」の実施。
大学3年次に、前倒しして1次試験の教職科目と専門教科、特別支援教育の試験を受験できる「大学3年生チャレンジ選考試験」を実施する。令和8年度試験の1次試験において一定の点数を満たした大学3年生を「選考通過者」とし、選考通過者が4年生になり、令和9年度試験(2026年実施)において、選考通過した校種等・教科等で受験する場合に1次試験を免除する。なお「大学3年生チャレンジ選考試験」で不合格になった場合でも令和9年度試験では一般選考等で受験することができる。
②大学推薦制度(1次試験の全免除)の対象校種等を拡大し、評価の「優」以上を80%以上から「70%以上」に変更。
小学校一般に加え、「小学校特別支援教育推進」「中学校・高等学校一般(国語・数学・理科・美術・家庭・英語)」「中学校・高等学校特別支援教育推進」も大学推薦制度の対象とし、大学3年(大学院は大学院1年)までの取得単位科目の評価が「優」「良」「可」のうち、「優」以上が70%以上である志願者については1次試験をすべて免除とする。
③熊本市の臨時的任用教員等を対象とした1次試験の全免除を24か月以上経験から「12か月以上経験」に変更。
令和7(2025)年5月1日の時点において、熊本市立学校の臨時的任用教員(常勤講師、養護助教諭)、育児休業代替任期付教員または学校栄養職員として任用されており、令和2(2020)年4月1日から令和7(2025)年4月30日までの期間内に通算で12か月以上の勤務経験がある方については、1次試験をすべて免除とする。
④過去に国公立学校において正規教員の経験がある方を対象とした1次試験全免除制度の新設。
過去に国公立学校(熊本市立学校及び熊本県公立学校を含む)における正規教員(任期を定めて採用された教員を除く)として勤務していた方で、令和7年4月30日までに、受験する同校種・職種・同教科で通算して36か月以上の勤務経験(休職及び育児休業等の期間を除く)となる方は、令和8年度試験の1次試験を全免除とする免除制度を新設する。
⑤国公立学校において臨時的任用教員等の経験がある方を対象とした、1次試験全免除制度の新設(※対象校種・教科等制限あり)
国公立学校(熊本市立学校及び熊本県公立学校を含む)における臨時的任用教員(常勤講師)、育児休業代替任期付教員として任用されている方またはされていた方で、令和2年4月1日から令和7年4月30日までに、受験する同校種・同教科で通算して36か月以上の勤務経験(休職及び育児休業等の期間を除く)となる方は、以下の対象校種等に限り、令和8年度試験の1次試験を全免除とする免除制度を新設する。
※対象校種等→「小学校一般」「小学校特別支援教育推進」「中学校・高等学校一般(国語・数学・理科・美術・家庭・英語)」「中学校・高等学校特別支援教育推進」
⑥特別支援教育推進区分(一般との併願を含む)については、採用後2年以内の免許状取得で受験可能とする。
特別支援学校、盲学校、聾学校、養護学校教諭のいずれかの普通免許状を持っていなくても、教育職員免許法認定講習等により、原則、令和10(2028)年3月31日までに取得することを条件に受験可能とする。
なお、変更点についての詳細は実施要項で明示される。
熊本市教育委員会・令和8年度(2026年度)熊本市立学校教員採用選考試験の主な変更点及び日程について(PDF)
https://www.city.kumamoto.jp/kiji0032481/3_2481_up_7wiobeqt.pdf
熊本市教育委員会・熊本市立学校教員採用選考試験情報
https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2481