神戸市教育委員会は11月30日、2025(令和7)年度採用(2024年実施)神戸市立学校教員採用選考試験の選考制度の主な改正点を公表した。
今回公表された主な改正点としては下記のとおり。
①試験スケジュールの前倒し
1次筆記試験の実施日について、従来の6月第4土曜日(2023年実施試験では6月24日)から、6月第3土曜日(2024年6月15日)に1週前倒しする。
また最終の合格発表についても従来の10月上旬(2023年実施試験では10月10日)から9月中旬に行う。
②加点制度の見直し(加点の引き上げ、司書教諭資格所有者への加点制度の新設と書道免許所有者に対する加点の廃止)
これまで、加点要件を満たした受験者に対し2次試験の合計点(300点満点)に3点〜6点を加点したものを、加点の種類に応じて8点〜15点に引き上げる(加点の合計点の上限は30点とする)。
また、新たに小学校(小学校英語コース含む)、中学校・高等学校、養護、栄養教諭区分の受験者で司書教諭免許を所有する者に対し、2次試験の合計点に8点を加点する。一方、中学校・高等学校教諭区分の受験者で書道免許所有者に対して行っていた加点制度を廃止する。
③大学等推薦区分の見直し
過去3年の教員採用選考において、大学等推薦区分で合格実績のある大学等については、推薦人数の人数制限(3名)を撤廃する。
なお、改正点に関する詳細等については、2024年4月以降に公表される実施要項で示される(2023年実施試験の実施要項は4月10日に公表)。
神戸市教育委員会・2025年度採用 神戸市立学校園教員採用選考試験の改正(記者発表資料)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/67861/seidokaisecityhp.pdf