鳥取県 令和7年度(令和6年度=2024年実施)試験実施要項の骨子を発表。1次の試験日は6月8日に

鳥取県教育委員会は12月27日、令和7年度(令和6年度=2024年実施)鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子を発表した。

鳥取県の試験日程はここ数年で早期化が進み、前年度(令和6年度)試験では1次試験が全国で一番早い6月11日の実施となったが、令和7年度の試験日程については、ほぼ前年度と同様の日程で行われ、1次試験は6月8日(土)に実施する。
5月に1次試験を実施する静岡県や茨城県などの自治体があるため全国で一番早い実施ではないものの、文部科学省が1次試験実施の目安としている6月16日(日)よりは1週間早く行われる。
また、2次試験は適性検査(Web受検)を7月12日(金)〜21日(日)、適性検査以外は8月2日(金)〜10日(土)までの間の指定日(1日または2日)に行われる。
結果の発表は、1次が7月12日(金)、2次が9月13日(金)の予定。

今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①全試験区分の専門試験(筆記試験)の試験内容等に、特別支援教育に関する内容を追加する。

②特別支援学校教諭普通免許状を有しない者も、特別支援学校教諭の試験区分を併願することを可能とする(ただし、特別支援学校教諭普通免許状なく採用となった場合、採用後に鳥取県教育委員会が実施する認定講習等を受け、採用後3年を目途に特別支援学校教諭普通免許状を取得することを推奨する)。これに伴い、小学校教諭と特別支援学校教諭の専門試験(筆記試験)を、教職教養(学習指導要領)に関する内容を除き、共通問題とする。

③一般選考における加点制度及び一次試験免除、ならびに特別選考Ⅴ「英語力に優れた者を対象とした小学校教諭選考」に必要となる英語資格(実用英語技能検定、TOEFL、TOEIC L&R、TOEIC L&RとTOEIC S&Wの合算スコア。ただしTOEFLはITPテスト、TOEICはIPテスト等公式のスコアとして認められないものは除く)の取得期間を直近10年間(平成26〈2014〉年4月1日以降に取得)とする。

④特別選考志願者の2次試験について、専門試験(技能・実技試験)で指導のポイントに関する説明を課しており、生徒への指導力をより重点的に見取るため、従前の専門試験(技能・実技試験)の免除を廃止する。

⑤特別選考である「普通免許状を有しない社会人実務経験者を対象とした選考」の対象試験区分・教科(科目等)に高等学校教諭「情報」を追加する。

⑥「鳥取県公立学校教員として求める教師像」を改定する(下記リンク「令和7年度(令和6年度実施)鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子について」を参照)。

なお、実施要項は3月25日(月)公表予定で、出願期間は同日(3月25日)正午から4月22日(月)正午まで、電子申請による受付となる。

鳥取県教育委員会・令和7年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験の日程、試験内容等について
https://www.pref.tottori.lg.jp/315306.htm

鳥取県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子について(PDF)
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1344291/R7kosshi.pdf