成功する「模擬授業」 6の鉄則・5のNG! 〜NG編

模擬授業には、押さえておくべき「鉄則」と、やってはいけない「NG」があります。練習の段階から、これらを意識しながら授業をするようにしましょう。ここでは、やってはいけない5つの「NG」を取り上げます。
※押さえておくべき6つの「鉄則」はこちら

NG1 子どもを呼び捨てにする

実際の学校では、「佐藤!」「鈴木!」などと子どもを呼び捨てにしている先生もいますが、模擬授業では厳禁です。必ず、「〇〇さん」と敬称を付けて呼ぶようにしましょう。昨今は男子も「くん」ではなく「さん」で呼ぶことが多いので、そう呼ぶことをおすすめします。

NG2 一方的に話し続ける

少しでも多くのことを伝えたいと考え、一方的に話し続けると印象がよくありません。今の学校は「主体的・対話的で深い学び」が求められていることも考慮し、子どもに課題に取り組ませたり、子ども同士の活動を取り入れたりするようにしましょう。

NG3 早口で話す

人は緊張すると、つい早口になりがちです。その自覚がある人は、日ごろの練習からゆっくりとはっきりした口調で話すように意識しましょう。ゆっくり話せば、落ち着いている印象を面接官に与えられます。

NG4 導入だけで終わる

模擬授業の時間がどんなに短くても、導入だけで終わってしまうと、面接官は物足りなさを感じてしまいます。なるべく「展開」の部分まで進み、どんな授業を通じてどんな資質・能力を育成したいのかが伝わるようにしましょう。

NG5 児童生徒役と目を合わせない

模擬授業では、児童生徒役がいる場合もあります。特に面接官が児童生徒役の場合は緊張から視線をそらしてしまいがちですが、面接官から見れば「児童生徒と向き合っていない」ような印象を受けます。日ごろの練習から、児童生徒役を立てて目線を合わせる練習をしておきましょう。

※押さえておくべき「鉄則」についてはこちら


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