各自治体最新の出題内容や傾向を踏まえて、2025年実施試験に向けてどんな対策をすべきなのか、分野別に解説していきます。教採の出題範囲は膨大です。各分野の攻略ポイントをきちんと理解した上で対策を始めていきましょう。
2025年 自然分野の攻略ポイント
自然分野の出題領域は数学と理科。数学では全体的に図形の問題が頻出しています。苦手とする人が多い自然分野ですが、例年必出になっている自治体も少なくないので要注意。
攻略ポイント1 出題数、問題レベルを分析する
まずは、受験自治体で理数から出題がどのくらいあるか、教員養成セミナー1月臨時増刊号に掲載されている「全自治体教員採用試験完全データ」で調べてください。さらに、受験自治体の実施問題を入手し、問題のレベルを調べます。高校入試レベルなら高校入試用の、大学入試レベルなら大学入試用の問題集などが活用できます。受験自治体での出題数、問題レベルに合わせて学習計画を立てることが肝心です。
攻略ポイント2 現時点での自分の実力を知る
「理数は苦手。高校卒業後は理数の勉強はしていない」。受験生の中には、そんな人も多いと思います。理数を苦手としている人が、難易度の高い問題で演習しようとしても、解けないばかりでモチベーションが下がってしまいます。まずは、実施問題で「歯が立たない」「これくらいなら解けそう」など、自分の実力を知りましょう(解けなくても気にしない)。現時点の自分に合った教材を集め、基礎から積み上げていくことが大切です。
「苦手な理数はあきらめて、得意教科を伸ばす」といった選択肢も確かにあります。しかし、公式や考え方のコツさえ覚えておけば解ける問題もあります。たとえ1・2題の出題でも、苦手とする人が多い分、得点できれば他の受験生に差を付けることができます。
自然分野の試験問題は『教員養成セミナー』1月臨時増刊号でcheck✔
分野別の攻略法が分かったら、教員養成セミナー1月臨時増刊号「全自治体 教員採用試験 完全データ集」に掲載されている最新の試験問題(2024年実施試験)にチャレンジしてみましょう!イマの実力試しとして、ぜひ挑戦してみてください。